ハエ

分類 動物・昆虫 
タイトル ハエ 
サブタイトル ―人と蠅の関係を追う― 
著者 篠永 哲著 
ページ数 240頁 
判型 A5変型・上製 
定価 2,160円(本体2,000円) 
内容 よくも捕ったり!──ハエ学者熱帯を行く。衛生害虫の第一人者にして、自他ともに認める無類のハエ好きの著者が、各地で出会ったさまざまな話題をまじえて紹介する、未知なるハエたちの世界。 各地の珍しくも美しい昆虫写真もまじえ、ハエの分類と分布から、大陸や島々の歴史と人々のくらしを描く異色の科学読み物。 
目次 まえがき
出会い/ハエの海外学術調査

南太平洋の島々・東南アジア
◎ハワイ諸島 ─ハエ固有種の宝庫─
ビショップ博物館/山中に逃避した固有の生物たち/固有種が多いハワイのハエ相
◎小笠原諸島 ─洋上に孤立した動物たち─
アフリカマイマイと広東住血線虫/小笠原固有のハエはどこからやってきた?
◎インドネシア ─錯綜するハエ相─
ウォーレス線の両側を見たい/インドネシア調査の壁/「バウー」を持って/標本は宝物/セレベスからアンボン島へ/幅30キロの海峡/小スンダ列島─地理的に隔離された島々─
◎ニューギニア ─複雑な昆虫相の島々─
夢に見たニューギニア/ラエからニューブリテン島、ニューアイルランドへ/ハエと人との出会い/ニューギニアのハエはわからないことばかり/牛とともに分布を拡げるハエたち
◎ソロモン群島から西サモアへ ─南太平洋島嶼群にハエを追う─
金色のニクバエを求めて/新種発見も楽しみのひとつ/バヌアツでの採集─複雑なハエ相─
◎ニューカレドニア ─オーストラリアともニューギニアとも違う島─
南太平洋島の原生林で/よく調べられているフィジーのハエ/西サモア国にて
◎フィリピン ─熱帯雨林と寄生虫とゲリラの影の中で─
大陸につながっていた島、パラワン島/模式産地マッキンリー山/レイテ島─日本住血吸虫症の島で─/バナナとヤシのプランテーションの島
◎タイ国 ─異常気象の中で─
昆虫の飛ばない熱帯の森
◎マレー半島とボルネオ ─エビの養殖とハエ─
エビとイエバエとマングローブ/ボルネオ島─サバ、サラワクの森で─/ロングハウスを見に行く/シンガポールでの調査
◎台湾 ─雨の調査行─
雨に閉ざされた玉山のハエ/高山性のハエに南西諸島との違いが

西南アジア・アフリカ
◎ネパールとインド ─ヒマラヤ高地から熱帯まで─
届かない調査の許可証/アンナプルナへの道でヤマビルと闘う/エベレスト街道でハエを追う/タライ平原─インド国境の平地─
◎インド ─イエバエの里─
ベンガル湾沿いの地域にて/ハエとサリーとマーケット
◎パキスタン ─放牧地とハエ─
駆け足の調査行/氷河末端の村で/キルギットからフンザへ/中国との国境地帯で/ブユの谷
◎ナイジェリア ─ツェツェバエの国─
イフェ大学へ/はじめて見るハエに興奮の日々/チャド湖への調査旅行/二つの国立公園とツェツェバエ
◎マダガスカル ─固有種の楽園にて─
マダガスカルの固有種を探して/乾燥地帯の昆虫たち
再び東南アジア・日本へ
◎ベトナム
熱帯の高原と森林のハエ/ハエのいない森/中国との国境地帯から新種のイエバエ
◎南西諸島 ─熱帯からの回廊─
奄美黄島と徳之島/島ごとに分化したニクバエ類/石垣島と西表島/東洋熱帯から拡がったイエバエ/南西諸島のミズギワイエバエ 
PDFパンフレット  
備考 著者紹介
篠永 哲(しのなが・さとし)
1936年生まれ。元・東京医科歯科大学助教授。医学博士。
少年時代からの昆虫好きが高じて、医学昆虫学の分野に進み、衛生害虫としてのハエにかかわること40年あまり。国内外に著名なハエ学者にして、名うてのムシ捕り名人。専門の衛生昆虫学に研鑽を積むかたわら、写真・ランニング・登山・魚料理・読書など多彩な趣味をものにする。
現在:東京医科歯科大学非常勤講師。
主な著書 『海外旅行のための衛生動物ガイド』(共著)全国農村教育協会1996、『虫の味』(共著)八坂書房1996、『日本の有害節足動物』(共著)東海大学出版会1997、『ハエ学』(共著)東海大学出版会2001、『日本のイエバエ科』東海大学出版会2003、ほか多数。


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ISBN978-4-89694-842-4 

掲載図版1  掲載図版2

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