おいしい花

分類 食文化 
タイトル おいしい花 
サブタイトル ─花の野菜・花の薬・花の酒─ 
著者 吉田よし子著 
ページ数 256(カラー4)頁 
判型 四六・並製 
定価 1,980円(本体1,800円) 
内容 世界各地で花は野菜として食され、酒や茶の原料として、また薬として伝統的に利用されている。食材としての花を探り、体験を交えて綴る世界の花食文化誌。身近なキンモクセイやバラから熱帯アジアの市場に並ぶ花々まで450種。 
目次 I 果物の花
1 オレンジの花と仲間たち
2 サクラの花とクマリンの香り
3 バナナの花は野菜
4 花柄を食べる植物
5 熱帯果物の花
6 ヤシの花序から樹液を採る
7 花を食べるヤシ

II 花の野菜と野菜の花
 A 花を野菜として食べる
1 アーティチョーク
2 ブロッコリーとカリフラワー
3 日本のクキタチと中国のサイシン
4 キク
5 ミョウガ
6 カンゾウ類
 B 野菜の花を食べる
1 フキノトウ
2 カボチャとズッキーニの花
3 トウモロコシの花粉
4 菜の花の漬物
5 ニンニク、ニラ、ネギの花
6 シカクマメとベニバナインゲンの花
7 サンショウの花とワサビの花
8 ヒマワリ、タロイモ、ハスの花

III 世界の花食
〈1〉北アメリカ
 A アメリカ南西部─砂漠の花々
1 オコチロサボテン
2 ウチワサボテン
3 樽サボテン
4 アガベとメスカル
5 ユッカ
6 チンチ・ウィードは黄色いカーペット
7 砂漠のロウソク
8 ハミングバードの来る花
9 ココアのバラ
10 その他の花
 B 北アメリカのその他の地域
1 ガマの花を食べる
2 チペワ族の食べる花
3 ミズーリ川流域の先住民の花利用
4 イヌイットの食べる花
5 モナルダの仲間
6 その他の花
〈2〉ヨーロッパとアラブの世界
1 古代ローマの食卓から
2 シルクロードのケーパー
3 ナスターチウム
4 バラ
5 クローブピンク
6 キバナノクリンザクラ
7 サフラン
8 ウスベニアオイ
9 ニレとセイコウズオウ
10 ボリジとハーブの花
11 ラベンダー
〈3〉日本・韓国・中国・モンゴル
1 日本
2 韓国
3 中国・モンゴル
〈4〉中国雲南省・熱帯アジア
1 中国雲南省とブータン
2 熱帯アジア─野菜市場の花々

IV 花の薬
1 アーティチョーク
2 二つのマリゴールド
3 二つのカモミール
4 ホップ
5 ベニバナ
6 タンポポ
7 ガマ
8 ボダイジュ
9 クローブ
10 キク
11 最近注目されている花の薬
12 クローバー
13 専門家以外が使うと危険な花の薬

V 花の酒
 A 花の香りや成分を移した酒
1 ヨーロッパの修道院のリキュール
2 ヴェルモット
3 アブサンについて
4 色も香りも多様なリキュール
5 家庭で作るリキュール
 B 花に砂糖や穀物を加えて発酵させた酒
1 穀物に花を混ぜて発酵させた酒
2 花に糖分を加えて発酵させた酒
3 糖分を含んだ花を発酵させた酒
4 蜂蜜を発酵した酒ミードの作り方
5 花序や花柄から採った樹液を発酵させた酒

VI 花茶と花のティー
 A 花茶─花の香りを移したお茶
 B 花のティー
1 花のティーの作り方
2 茶の花
3 花のティーのブレンド

 花の酒一覧
 植物学名一覧
 植物名索引 
PDFパンフレット  
備考 著者紹介
吉田よし子(よしだ・よしこ)
1932年、東京生まれ。
1957年、東京大学農学部農芸化学科卒業。
58-66年、農林省農業技術研究所技官。
66-84年、フィリピンに居住、熱帯における植物の食用利用を調査。
現在、熱帯食用植物研究家として執筆・講演活動を行っている。
著書:熱帯のくだもの(1978年、楽游書房)
熱帯の野菜(1983年、楽游書房)
香辛料の民族学(1988年、中公新書)
カレーなる物語(1992年、ちくまプリマーブックス)
ほか多数。


ISBN978-4-89694-406-8 

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