コーヒー博物誌

分類 食文化 
タイトル コーヒー博物誌 
サブタイトル  
著者 伊藤 博著 
ページ数 320頁 
判型 四六・並製・新装版 
定価 2,200円(本体2,000円) 
内容 エチオピアの高原に自生し、アラビア人によって広められて以来1000有余年、人類の友であり続けるコーヒーの受容の過程から栽培の歴史、芸術への登場まで古今東西の珈琲文化をスペシャリストが余すところなく綴る。 
目次 I 世界のコーヒー
第一章 草創期と回教徒時代
1 コーヒーの起源
エチオピアの高原から/キリスト教説とイスラム教説
2 コーヒーの軌跡
用法をめぐって/回教徒の秘薬/火の洗礼
3 コーヒー受難期
「賢者の学校」/アブダル・カディーの『コーヒー由来書』
第二章 ヨーロッパ上陸
1 トルコ・コーヒー
コーヒー・セレモニー/「カフェ・カーネス」
2 ロンドンの「コーヒー・ハウス」
ペニー大学/コーヒー反対運動/情報センターの役割
3 輝かしい歴史的カフェ
バリ/ウィーン/イタリア/ドイツ
4 アメリカのコーヒー史
ボストンからニューヨークヘ/最大消費国の原点
第三章 抽出法と飲み方の変遷
1 浸漬法と透過法
浸漬法の器具/透過法の器具/「エスプレッソ式」と「ドリップ式」
第四章 栽培の歴史
1 栽培と移植
先駆者はオランダ人/クリューの航海物語/パリエッタの恋物語
2 コーヒー・ベルト全域ヘ
アラビカ種/ロブスタ種/現在のコーヒー・ベルト
3 国際商品化までの歩み
歴史的条件/宗教的背景/生産国の人的構成/輸送設備/政治経済情勢
第五章 芸術・文化
1 美術と音楽
各国の絵画/バッハの『コーヒー・カンタータ』/チャイコフスキー『くるみ割り人形』/べートーベンと六〇粒の豆
2 ことばになったコーヒー
詩と名言/ヴォルテールとバルザック/その他の文学作品/コーヒーの呼び名の由来
3 切手
コーヒー切手の分類/世界のコーヒー切手
4 器具とコーヒー・カップ
各国の博物館/コーヒー・ポットの変遷/東洋の模倣/イギリス/フランス/イタリア/ドイツ/デンマーク/スウェーデン
第六章 各国の暮らしとコーヒー
1 アフリカ
エチオピア/イエメン/ギニア
2 ラテン・アメリカ
キューバ/メキシコ/コロンビア/ブラジル
3 欧米各国
フランス/イタリア/ドイツ/イギリス/オーストリア/アメリカ

II 日本のコーヒー
第一章 黎明期
1 南蛮文化とオランダ屋敷
南蛮人と紅毛人/オランダ屋敷/馴染めなかった異国飲料/シーボルトと『江戸参府紀行』
2 江戸時代のコーヒー文献
蘭学への憧れ/外語対訳辞書/ショーメルの『家事百科辞典』/医家、通詞などの見聞記/日本人の海外漂流記/在日外国人の手記/海外渡航者の日記
第二章 啓蒙期
1 明治時代
文明開化/本邦初のコーヒー販売広告/鹿鳴館時代/鄭永慶と「可否茶館」/相次ぐ喫茶店/水野龍と「カフェ・パウリスタ」/『大日本最初珈琲入塊雪糖』/国内における栽培/移民とコーヒー栽培/日系ブラジル移民史
第三章 開拓期と暗黒期
1 大正から昭和初期まで
消費の拡大/ミルクホール、西洋料理店、カフェー、ホテル、レストラン、純喫茶
2 第二次大戦まで
黄金時代から暗黒時代へ/戦時下のコーヒー
第四章 普及期と充実朝
1 戦後
輸入再開/「○○喫茶」誕生/インスタント・コーヒーの発展史/インスタント・コーヒーの特徴/缶コーヒーの出現
2 現代のコーヒー
時代とともに/消費の二極分化と多様化
3 心に効く飲みもの
価値の二面性〈物と心〉/文化と哲学
 第五章 コーヒーの周辺
1 日本のコーヒー・カップ
伝統文化と新文化の併合/陶磁器の量産化に向けて/日本の窯場めぐり
2 文芸の香り
「スバル」同人とその後/コーヒー礼讃 
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備考 在庫はメールでお問い合わせ下さい。
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著者紹介
伊 藤 博(いとう ひろし)
コーヒーアドバイザー。
1930年、愛知県豊橋市に生まれる。名古屋大学岡崎高等師範卒業。専攻は植物生態学。約40年間、コーヒーを生産から消費に至るまで科学的視点から研究。この間、収集したコーヒー関係の和・洋書文献の所蔵数は本邦随一。
現在、講演・ゼミナール・取材・執筆活動を続け、日本コーヒー文化学会(JCS)副会長を務める。
著書:『珈琲探訪』(三交社)、『珈琲探索』『珈琲探求』『コーヒー小辞典』『珈琲讃歌』(以上、柴田書店)、『コーヒー事典』『コーヒー・おいしさの決め手』(以上、保育社)、『珈琲を科学する』(時事通信社)、ほか多数。

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ISBN978-4-89694-483-9
 

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