江戸洋学事情

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 江戸洋学事情 
サブタイトル  
著者 杉本つとむ著 
ページ数 408頁 
判型 四六・上製 
定価 3,041円(本体2,816円) 
内容 著者積年の蘭学・洋学研究から拾われたエピソードの数々を綴った辛口のエッセイ集。長崎通詞や本草学、その関係者、関係事情を通して、江戸時代の外国語習得の真相や蘭学の実態が浮かび上がる。 
目次 1 賛美歌“思ひやつれし君(ローフデンヘール)”と勝海舟
2 鎖国が創造した“近代”
3 “ばってんことば”と三瀬諸淵
4 『ドゥーフ・ハルマ』の果たした役割
a 『ドゥーフ・ハルマ』の『波留麻和解』への影響
b 『和蘭字彙』の出版と桂川久邇
c 佐倉高校、『ドゥーフ・ハルマ』と『和蘭字彙』
d H・ドゥーフ Doeff と『美佐古鮓』のローマ字
5 長崎通詞と蘭学と翻訳と
a 長崎通詞と翻訳と蘭学者たち
b ことばと文化の翻訳者、長崎通詞の人物像
c 幕末の長崎、英語通詞断想
d 長崎通詞と外国語事始
6 大通詞、吉雄耕牛の語学書二種
7 長崎通詞の聞書き
a 江戸、長崎屋での『和蘭問答』
b 長崎官舎での『紅毛訳問答』
c 学究派、楢林重兵衛『楢林雑話』
8 紅毛読書達人・公儀御抱 馬場左十郎と語学力
9 ロシアの農民と翻訳「洋算書」
10 『蘭学事始』浮説の考証
a 新蘭学事始、昆陽と蘭化
b 文学座「煮えきらぬ幽霊たち」の史的背景
c 解剖事始──中国医術と西洋医術
11 忘れられた蘭学者、山路之徽と『和蘭緒言』
12 日本科学史上の明星、宇田川榕庵
a 『自叙年譜』と榕庵の生涯・学問
b 化学者、榕庵と舎密とリトマス試験紙
c 榕庵『植学独語』と植物学事始め
13 江戸の自然誌と本草学と方言
a 本草学序説──用・不用の学
b 名とモノ──民俗・言語の学
c 本草学と俳諧師と方言採集
14 本草学者、小野蘭山と畔田翠山
a 東洋のリンネ、小野蘭山
b 『本草綱目啓蒙』覚書き
c 豊かな日本語の海、翠山『古名録』
15 平賀源内と本草学の世界
16 川原慶賀と植物図鑑『慶賀写真草』
17 老中、酒井忠恭とオランダ語文典
18 島津重豪と『西洋草木韻箋』
19 楽翁、松平定信と翻訳『西洋本草書』──R・ドドネウス『遠西独々浬鳥斯草木譜(ドドネウスコロイトブック)』翻訳事情
20 オランダと日本──ヨーロッパ資料探訪遊学 
PDFパンフレット  
備考 著者略歴
杉本つとむ(すぎもと・つとむ)
1927年横浜生まれ。
文学博士(東北大学)。早稲田大学名誉教授。
編著書:『杉本つとむ著作選集』(全十巻、八坂書房)に収録の主著の他に、近刊として『洋学資料文庫』(皓星社)、『江戸の文苑と文章学』(早稲田大学出版部)、『一寸の虫にも五分の神』『あて字用例辞典』(雄山閣)、『現代語語源小辞典』(開拓社)などがある。


ISBN978-4-89694-601-7 

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