動く植物

分類 植物 
タイトル 動く植物 
サブタイトル ─植物生理学入門─ 
著者 P.サイモンズ著/柴岡孝雄・西崎友一郎訳 
ページ数 384頁 
判型 A5・上製 
定価 4,104円(本体3,800円) 
内容 オジギソウのように、植物の中には接触や刺激に対する感受性をもち、それに応ずるものがある。植物の運動はどのように引き起こされるのか、また動物の運動とどのような関連があるのか。植物の運動の機構を明かし、生物進化の道筋に迫る。 
目次 第1章 神経をもった植物の感じやすい世界
分類/ヒナギクの花輪/植物運動の進化/各章の要約/研究の歴史
第2章 破裂する植物
菌の鉄砲/下等植物の力強い生活/モーターを備えた種子/破裂する花
第3章 花のパワー
触覚に敏感な雄しべ/伸縮性のある雄しべ/雄しべはどのように動くか?/引き金植物/感受性のある雌たち/動く花弁
第4章 狩猟と殺し
下等植物の性/略奪する粘液/味の感覚/罠で捕らえる菌
第5章 残虐な植物たち
もっとも不思議な植物──ハエジゴク
第6章 電気的自己防衛
オジギソウはいかに動くか/電気的信号/オジギソウの神経?/葉枕の運動
第7章 光を見る
ある視覚能力/太陽のもとでの遊泳/緑のモーター
第8章 日光浴、眠り、それとリズム
接吻する口/太陽軌道の追跡/太陽で暖まる花/知覚作用/就眠する植物/動作の自発性/葉の動くからくり/葉の運動の進化
第9章 植物の筋肉
細胞内の力/アメーバの筋肉/植物の細胞質/葉緑体のバレエ/細胞分裂スイングを舞う/染色体モーター/染色体オーケストラの指揮者/ふたたび筋タンパク質
第10章 興奮性の化学
麻酔剤;植物が目を覚ます/植物のアスピリン/植物の神経伝達物質/開閉ゲート/植物ホルモンと動物ホルモン/動物が植物のステロイドで興奮する
第11章 見事な行動
植物の訓練/植物と動物の行動
第12章 普通の植物
菌類の接触刺激/傷ついた植物/温度ストレス/接触する性/よじ登り植物の触覚/接触植物;変わり者か現実か/植物運動器官の進化
第13章 興奮性植物の進化
神経植物?/植物電気生理学の展望/アカデミックな研究
第14章 実験
オジギソウの水ポンプ/オジギソウの行動/オジギソウと麻酔剤/オジギソウと傷害/接触感受性雄ずいの運動/ハエジゴク/モウセンゴケ/植物の電気的活動記録法/葉の運動の測定装置/アスピリン/光感受性の花/葉の律動的な自動運動/動く種子/顕微鏡を使った実験

 動く植物の育て方
 用語集
 食虫植物専門種苗商と学会
 動く植物の数値表
 動く植物の分類学
 引用文献
 さらに詳しく知りたい人のための参考文献 
PDFパンフレット  
備考 原題 The Action Plant ─Movement and nervous behaviour in plants

著者紹介
●ポール・サイモンズ(Paul Simons)
イギリスBBC放送のTVプロデューサー。大学で植物学、農学、化学を学んだ後、サイエンスライターとなる。現在は、科学・工学・教育などの番組の制作のほか、ライターとして、また、ラジオのブロードキャスターとして活躍している。

訳者略歴
●柴岡孝雄(しばおか・たかお)
1919年生れ。東北大学理学部生物学科卒業後、同大学院、講師、助教授を経て、1971年より東北大学理学部教授となる。1983年退官後、共立女子大学教授となり1990年退職。東北大学名誉教授。専門は植物生理学。
おもな著書に『植物刺激運動生理実験法』(生物学実験法講座、VII A)中山書店 1955、『生物電気』(分担執筆)南江堂 1970、『生長と運動』(分担執筆、植物生理学講座3)朝倉書店 1971、『感覚系と神経系』(分担執筆、岩波講座現代生物科学8)1974、『動く植物』(UPバイオロジー)東京大学出版会 1981、『植物電気生理研究法』(共編)学会出版センター 1983など。
●西崎友一郎(にしざき・ゆういちろう)
1926年生れ。大阪大学理学部生物学科卒業後、東北大学農学研究所助手、同助教授、教授を経て、1982年より神戸学院大学教養部ついで人文学部教授となり、現在に至る。専門は植物細胞生理学。
おもな訳書に『イオン輸送と生体膜』(共訳)共立出版 1972、『生物とエネルギー』(共訳)培風館 1978、『生体膜と生体エネルギー』培風館 1984など。


ISBN978-4-89694-676-5 

弊社在庫:有

書店Web + 注文方法