ロマンス・オブ・ティー

分類 食文化 
タイトル ロマンス・オブ・ティー 
サブタイトル 緑茶と紅茶の1600年〈新装版〉 
著者 W.H. ユーカース著/杉本 卓訳 
ページ数 304頁 
判型 四六判・上製 
定価 2,860円(本体2,600円) 
内容 紅茶党・緑茶党必読! 茶文化研究の大家ユーカースの古典的名著。
中国での茶樹発見以来1600年、世界中に広まり各国で独自の喫茶習慣を生みだした緑茶と紅茶。ヨーロッパへ持ち込まれた17~18世紀当時には、欧米で飲まれていた茶の3分の1は緑茶だったという。また茶は、芸術家のインスピレーションを刺激し、優れた絵画や文学、工芸品を生み、華麗な文化として花開いた。本書は緑茶・紅茶文化のすべてを詳述。その長い歴史に秘められた、茶にまつわる伝説・逸話・名言・芸術の一大データベースである。
◎歴史的価値のある貴重な図版100点掲載 
目次 序──茶に乾杯!
第1章 茶の起源
 ◆伝説から史実へ ◆『茶経』の功績
 ◆茶樹の栽培 ◆日本への伝来
第2章 茶の東洋征服
 ◆ジャワ──茶産業の確立
 ◆英領インド──アッサム種の発見
 ◆セイロン──コーヒーからの転換
第3章 ヨーロッパとアメリカへの茶の到来
 ◆ヨーロッパへの知識伝来 ◆茶の導入と普及
 ◆イギリスへの上陸 ◆アメリカでの騒動
第4章 クリッパー船の時代
 ◆イギリス東インド会社の独占貿易
 ◆アメリカの参入
 ◆ティー・レースの熱狂
 ◆クリッパー船時代の終焉
第5章 各国の喫茶習慣
 ◆中国の喫茶法 ◆日本の茶道
 ◆イギリス──アフタヌーン・ティーの王国
 ◆オセアニアとカナダ・オランダの習慣
 ◆アメリカへ渡ったアフタヌーン・ティー
 ◆ドイツ・フランス・ロシアの習慣 ◆アジアの国々
第6章 茶と芸術
 ◆絵画に描かれた茶 ◆音楽と茶
 ◆茶器の美術 ◆文学と茶
第7章 光り輝く時間
 ◆茶の化学と健康 ◆茶の理想的ないれ方
 ◆茶の種類 
PDFパンフレット  
備考 ●著者:ウィリアム・H・ユーカース(1873-1945)
茶・コーヒー業界で活躍したニューヨークのジャーナリスト。バイブルと言われる大著『オール・アバウト・コーヒー』(1922年)、『オール・アバウト・ティー』(1935年)をはじめ著書多数。ユーカースの本は今日でもなお、最重要文献として引用され続けている。
●訳者:杉本卓(千葉工業大学准教授)

原題 "The Romance of Tea" William H. Ukers
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ISBN978-4-89694-254-5 

掲載図版1  掲載図版2

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