海から来た植物

分類 植物 
タイトル 海から来た植物 
サブタイトル −黒潮が運んだ花たち 
著者 中西弘樹著 
ページ数 320頁 
判型 四六判・上製 
定価 2,808円(本体2,600円) 
内容 万葉集に詠われて以来、源氏物語、枕草子にも登場する、日本人に最も親しみ深い海流散布植物ハマユウ(ハマオモト)を主な題材に、黒潮が運んだ花に秘められた不思議の数々を、植物生態学者にして漂着物学の第一人者が丹念に読み解く。 
目次 第一部 海流散布と日本の植物
1章 海流と漂流・漂着物
漂流・漂着物から海流を知る/黒潮と日本周辺の海流/漂着物の分類/漂着物の変遷−昔と今
2章 日本列島に漂着する熱帯植物の果実と種子
遺跡から出土したココヤシの果実/江戸時代に記載された漂着果実と種子/おもな漂着果実と種子
3章 海流散布の特徴と海流散布植物
散布体と散布の方法/海流散布植物/海流散布植物の分布/分布の拡大/散布体の特徴/日本の海流散布植物/海流散布の進化
4章 熱帯から拡がったハマユウ
ハマユウの仲間とその分類/植物体と花の形態/種子の形態と発芽/ハマユウの分布/群落の生態/有毒植物と捕食者
5章 日本のハイビスカス−ハマボウ
ハマボウの分布/生育地の特徴/生育形と葉/花の形態/花の寿命と開花期間/受粉と訪花昆虫/繁殖生態/果実と散布/フヨウ属植物の分類/日本に見られるフヨウ属植物
6章 黒潮が運んだ南方起源の海流散布植物
ツルナ/イワタイゲキ/グンバイヒルガオ/ネコノシタ/ハマナタマメ/ハマゴウ/ハマジンチョウ/ハマナツメ

第二部 ハマユウとハマボウの歴史と民俗
7章 古典の中の植物
記紀の植物/万葉集の植物/平安時代の古典文学/鎌倉・室町時代
8章 江戸時代の本草学と園芸
本草学の発展/江戸の園芸/本草学の全盛/尾張本草学/ハマユウはなぜ忘れられたのか?
9章 ハマユウの歌の解釈
柿本人麿のハマユウの歌/偽茎説/葉重説/群落説/花重説/寄せ波説
10章 出島とシーボルト
出島の完成/出島三学者/出島の植物園/標本とその採集/シーボルトが得た情報/新種の記載と図版/日本の植物の園芸化
11章 人との関わり−伝説と利用
ハマユウの方言名と紙としての利用/医療品としての利用/ハマユウの民話と伝説/郷土の花と県の花/ハマユウと観光/ハマボウの伝説/ハマボウと地域おこし
12章 和名と語源
標準和名はハマユウかハマオモトか?/江戸時代の代表的な園芸植物−オモト/ハマオモトになった理由/ハマユウの語源/ハマボウの語源/ハマボウの和名とその他の呼び名

第三部 生育地の絶滅と保全
13章 生物多様性と種の絶滅
生物多様性/ハマボウに関わる多様性/絶滅する野生生物/種が絶滅する原因/ハマユウの絶滅とその原因/外来種の問題/ハマボウ生育地の絶滅/個体群の孤立化/レッドデータブック/ハマユウとハマボウの取り扱い
14章 自然保護と天然記念物
自然保護の歴史/天然記念物による保護/ハマユウとハマボウの天然記念物/自然公園法による保護
15章 保全生物学と植生復元
地域の保全活動/群落の維持管理/維持・管理の問題点/保全生物学/緑化と植生復元/ハマユウとハマボウの植生復元 
PDFパンフレット  
備考 ISBN978-4-89694-911-7 

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