[図説]西欧の修道院建築

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル [図説]西欧の修道院建築 
サブタイトル  
著者 ヴォルフガング・ブラウンフェルス著/渡辺鴻訳 
ページ数 416頁 
判型 A5判・上製 
定価 5,280円(本体4,800円) 
内容 ザンクト・ガレン、クリュニー、モン・サン・ミシェル、フォントネー、ル・トロネ……等々、敬虔で静謐なたたずまいが今なお人々を惹きつけてやまないヨーロッパの著名な修道院の数々を取りあげ、それぞれの修道会の理念が、どのような空間として体現されたかを、図版、一次文献などを駆使しつつ、立体的に解説した名著。各修道院の文化史的背景がよくわかるのはもちろんのこと、修道院・修道会の歴史をヴィジュアルに辿るのにも便利な一冊。図版約200点。 
目次 第1章 修道会戒律と建築計画

第2章 出発点
 エジプトの隠修士および修道士
 大バシレイオス
 シリアの修道院文化
 聖アウグスティヌスの戒律
 ガリアのトゥールとレラン
 アイルランドの修道思想
 ヌルシアのベネディクトゥス
 ベネディクト会修道院配置形式の成立
 カロリング朝時代の大修道院

第3章 ザンクト・ガレンのユートピア

第4章 クリュニー
 歴史
 オディローの修道院
  (第二クリュニー)
 ペトルス・ヴェネラビリスの修道院
  (第三クリュニー)
 モワサックとラ・ドーラドの回廊

第5章 シトー会修道院
 新修道会
 二つのエピソード
 清貧命令と奢侈禁令
 シトー会修道院の理想的平面図
 模範形式としてのクレルヴォー
 形式の展開

第6章 カルトゥジオ会修道院

第7章 托鉢修道会の修道院

第8章 修道院国家、修道院都市、修道院城砦
 修道院という国家組織体
 修道院と都市
 ケルン
 トゥールニュのサン・フィリベール
 ザンクト・ガレン
 メルク
 グロース・コーンブルク
 モン・サン・ミシェル
 サンタ・マリア・ポンポーザ
 王宮としてのスペイン修道院
 オビエド
 王宮としてのシトー会修道院
 エスコリアル

第9章 バロックの貴族修道院

第10章 修道院の世俗化と新しい動向 
PDFパンフレット  
備考 著者
ヴォルフガング・ブラウンフェルス
Wolfgang Braunfels(1911-1987)
ドイツの美術史・文化史家。E.R.クルティウス、H. フォシヨンに師事。中世、とりわけカロリング時代の美術とイタリアの建築史を中心に学際的な活動を展開した。邦訳に『西洋の都市―その歴史と類型』(日高健一郎訳、丸善、1986年)がある。

訳者
渡辺鴻(わたなべ・こう)
1930年生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒。
1990年まで電通在職。2005年まで複数の大学で非常勤講師(映像論、一般芸術学)。
著書に『図説 神聖ローマ帝国の宝冠』(八坂書房)、訳書にツァハリアス『バレエ―形式と象徴』(美術出版社)などがある。

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ISBN978-4-89694-940-7 

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