漬けもの博物誌

分類 食文化 
タイトル 漬けもの博物誌 
サブタイトル  
著者 小川敏男著 
ページ数 200頁 
判型 四六判・上製 
定価 1,980円(本体1,800円) 
内容 「漬けもの風土記」:漬けものの歴史を辿る。
「漬けものめぐり」:日本各地の漬けものを紹介。
「漬けもの博物誌」:季節と漬けものの関係、漬けものと健康、微生物や塩のはたらきなど、漬けものに関する話題満載。 
目次 「漬けもの風土記」
香の物
えびす講と市
摂氏五度から一八度
漬けもの分類考
樽取り五年 床一生
壺と焼酎と
万病の妙薬
塩談義
都よりすいな
塩なしすんき
秋なす表裏
鷹の爪と獅子唐
しその赤色
海神のたたり
たくあんの由来
酸づけ
白かび
  ほか

「漬けものめぐり」
にしん漬(北海道)
松前漬(北海道)
新漬たくあん(北海道)
なたわり漬(秋田県)
いぶしたくあん(秋田県)
金婚漬(岩手県)・養肝漬(三重県)
青菜漬(山形県)
民田なすと窪田なす(山形県)
やたら漬(山形県)
おみ漬(山形県)
春蘭漬(山形県)
長なす漬(宮城県)
三五八漬(福島県)
山菜漬(東北・北海道地方)
納豆漬(茨城県)
浜千鳥(群馬県)
鉄砲漬(千葉県)
福神漬(東京)
ベったら漬(東京)
東京たくあん(東京)
青梅漬(東京)
がり(東京)
梅干(神奈川県)
さくらの花漬(神奈川県)
ちょうろぎ(関東地方)
小梅漬(山梨県)
山ごぼうみそ漬(長野県)
野沢菜漬(長野県)
セロリー粕漬(長野県)
山海漬(新潟県)
なすのみそ漬(新潟県)
魚のこんか漬(石川県)
かぶら寿し(石川県)
花らっきょう(福井県)
七尾たくあん(静岡県)
わさび漬(静岡県)
メロン漬(静岡県)
渥美たくあん(愛知県)
守口漬(愛知県)
赤かぶ漬と品漬(岐阜県)
伊勢たくあん(三重県)
日の菜漬(滋賀県)
京の漬けもの
すぐき漬(京都)
千枚漬(京都)
しば漬(京都)
菜の花漬(京都・滋賀県)
奈良漬(奈良県・兵庫県)
梅漬(和歌山県)
紀の川漬(和歌山県)
阿波たくあん(徳島県)
オリーブ漬(香川県)
緋の蕪漬(愛媛県)
ピーマン漬(高知県)
広島菜漬(広島県)
寒漬(山口県)
高菜漬(福岡県・大分県)
松浦漬・ガン漬・海茸漬・有明漬(佐賀県)
さつま漬(鹿児島県)
壺漬(鹿児島県)

「漬けもの博物誌」
四季の漬けもの
漬けものの知識
漬けものと健康
野菜と漬けもの
漬けもののビタミン
無機塩類
アルカリ性食品としての漬けもの
酸の整腸作用
漬けものの原理
塩ごろしによる自己消化
微生物による発酵
漬けもの用の野菜と品種
 だいこん/きゅうり/なす/しろうり/
 らっきょう/しそ/しょうが/その他各種野菜類
これからの漬けもの
 ほか 
PDFパンフレット  
備考 「つけ物博士」と言われる著者が、研究成果の一端を、惜しげもなく開陳してくれた異色漬けもの随筆で、そこには、日本人のこころのふるさとがある。(平野雅章:食物史家)

【著者紹介】
小川敏男(おがわ としお)
1924(大正13)年2月23日福島県生まれ。1946年、東京農林専門学校(現東京農工大)卒業。農学博士。
東京都農業試験場農芸化学部長、試験場長を歴任し、漬物を主とした農産加工の研究、指導に従事。定年後に漬物研究所を設立。
元全日本漬物協同組合顧問。著書に『漬物と日本人』(NHKブックス、1996年)、『漬物製造学』(光琳、1989年)、『健康食つけもの』(農山漁村文化協会、1989年)、『秘訣・つけもの健康法』(講談社、1976年)など多数。

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ISBN978-4-89694-950-6 

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