万葉植物文化誌

分類 植物 
タイトル 万葉植物文化誌 
サブタイトル  
著者 木下武司著 
ページ数 656頁 
判型 菊判・上製 
定価 7,020円(本体6,500円) 
内容 万葉人は、なぜ、花を愛でたのか?
これまでの万葉植物考証学に欠けていた中国古典本草学をもとに、江戸以来、先学たちの諸説を再検証。千二百年の昔に綴られた万葉植物と人・文化とのかかわりを、独自の視点で語る。
春の野にスミレを摘んだ赤人は、持病の薬を集めていた! 万葉人の意外な素顔にせまる渾身の一冊。 
目次  
PDFパンフレット (209KB) 
備考 《著者略歴》
木下武司(きのした・たけし)
1948年愛知県幡豆郡幡豆町生まれ。1971年東京大学薬学部卒業、1976年同大学院博士課程修了、同年薬学博士号授与。東京大学薬学部助手、コロンビア大学医学部研究員、帝京大学薬学部助教授を経て、現在同教授(創薬資源学教室)。専門は生薬学・薬用植物学・天然物化学・民族植物学。

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『万葉植物文化誌』訂正表

● 10ページ下段19行目
(誤)(奈良町末期) →(正)(奈良朝末期)
●13ページ上段5行目
(誤)植中国本草で物図が →(正)中国本草で植物図が
●23ページ「あさ」見出し1行目
(誤)アサ科(Moraceae) →(正)アサ科(Cannabaceae)
●85ページ下段12〜13行目
(誤)インディカ種のことである →(正)インディカ種のうち粘らないものをいう
●86ページ下段11行目
(誤)糯米であってウルチ型の →(正)糯米であってしかもインディカ種の
●121ページ下段1行目
(誤)陜西省から河南省の一帯 →(正)『詩經』國風・秦風「終南」および同・陳風「墓門」のこと
●121ページ下段2行目
(誤)陜西省岐山県西南の一帯 →(正)『詩經』國風・召南にある詩「摽有梅」のこと
●138ページ下段3行目
(誤)イグサが栽培されていたことを示唆する →(正)フトイが豊産したことを示唆する
●146ページ上段15〜18行目
(誤)Sho-buがハナショウブ〜アヤメである →(正)Sho-buは屋根に生えているから、湿草のショウブではなく、似た名前のハナショウブかアヤメの誤認であろう。この場合、より乾燥した環境に耐えられるアヤメの可能性の方が高い。
●148ページ「かし・しらかし」見出し2行目
(誤)厳橿が → (正)厳橿が本

●169ページ下段10〜13行目
(誤)収載されていて樺皮は〜していたようだ →(正)収載されているが、樺皮と櫻皮はそれぞれ用途を異にしていたわけではない
●194ページ下段15行目
(誤)古代中国の風習だった →(正)古代中国の医方だった
●218ページ「こけ」見出し1行目
(誤)スギゴケ(Pogonatum →(正)スギゴケ(Polytrichum
●232ページ「このてがしは」見出し3行目
(誤)佞人(こびびと)が →(正)佞人(こびびと)が徒(とも)
●236ページ上段7〜8行目
(誤)の菰根が初見であるが →(正)に菰根と出てくるが
●238ページ「さかき」見出し1行目
(誤)ツバキ科(Camelliaceae) →(正)ツバキ科(Theaceae)
●245ページ「さくら」見出し1行目
(誤)バラ科(Rutaceae) →(正)バラ科(Rosaceae)
●265ページ上段18〜21行目
(誤)別名であるから、後に沈香と混同してしまったらしい →(正)別名であったが、後に沈香の別名に転じたのである
●270ページ上段21行目〜下段3行目
(誤)葉を強調する場合では〜したがって、小竹をシノ・ササの →(正)葉を強調するものであった。細竹においては、シノ・ササの
●280ページ「しりくさ」見出し1行目
(誤)カヤツクグサ科 →(正)カヤツリグサ科
●282ページ上段7〜8行目
(誤)『圖經本草』の記載を基にすれば →(正)歴代中国本草の記載によると
●283ページ「すぎ」見出し1行目
(誤)スギ科(Cupressaceae) →(正)スギ科(Taxodiaceae)
●304ページ「すもも」見出し1行目
(誤)スモモ(Pinus salicina) →(正)スモモ(Prunus salicina)
●334ページ「たまはばき」見出し4行目
(誤)ゆらく玉の →(正)ゆらく玉の緒
●353ページ「つき」見出し1行目
(誤)ニレ科(Ulmaae) →(正)ニレ科(Ulmaceae)
●364ページ「つた」見出し2行目
(誤)イタビカズラ(Ficus samentosa →(正)イタビカズラ(Ficus sarmentosa
●368ページ上段18〜19行目
(誤)花茎が出て〜植物は見当たらない →(正)さらに茎が出るというから、ユリ科ツクバネソウとその仲間もこの形態的特徴をもつので、該当するといってよい。
●382ページ上段18〜19行目
(誤)熱氣(各種のひきつけ)・諸癇(熱を伴う気) →(正)熱氣(熱を伴う気)・諸癇(各種のひきつけ)
●437ページ「ぬばたま」見出し2行目
(誤)ユリ科(Liliaceae) →(正)アヤメ科(Iridaceae)
●472ページ「ひえ」見出し2行目
(誤)打ちし田に は数多(あまた)に →(正)打ちし田に 稗(ひえ)は数多(あまた)に
●485ページ下段1〜2行目
(誤)李時珍の説明と一致する →(正)李時珍の説明と一致するが、いずれの用字も果実の形態に基づくというのが正しい
●487ページ「ひる」見出し2行目
(誤)水葱(なぎ)の →(正)水葱(なぎ)の羹(あつもの)
●487ページ下段7行目
(誤)ユリ科ネギ属 →(正)ネギ科ネギ属
●493ページ下段1〜2行目
(誤)サポニンを含まないから →(正)サポニンを含まない(あってもごく少ない)から
●496ページ下段7行目
(誤)前述の第一の万葉歌にもある →(正)ここでは紹介しなかったが、巻十九の四二〇〇(内蔵縄麻呂)に初見する
●512ページ下段12行目
(誤)兔絲(ネナシカズラの類)有り →(正)兔絲(マメダオシの類)有り
●524ページ下段9行目
(誤)ユリ科ネギ属 →(正)ネギ科ネギ属
●551ページ下段3行目
(誤)數于散(ふうさん) → (正)敷于散(ふうさん)
●614ページ下段3行目
(誤)人をして〜好ましむ →(正)人をして好く歡樂して憂ひ無からしむ
●621ページ上段20行目〜下段3行目
(誤)なり。正義陸璣〜ことがわかるだろう →(正) なり」とあり、中国でも薇はワラビかゼンマイなのかはっきりしなかった。一方、『陸璣詩疏』は「(薇)の莖葉、皆小豆に似て蔓生し(中略)羹に作るべし云々」といい、豆の巻きひげを拳曲した小児の拳と勘違いして、薇を豆菜としたらしい

★上の【pdfパンフレット】で「正誤表」をダウンロードできますので、ご利用のほどよろしくお願い申し上げます。
★なお、さらに詳しい補足は 著者のホームページ をご覧ください。
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ISBN 978-4-89694-951-3 

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