ネパール・インドの聖なる植物

分類 植物 
タイトル ネパール・インドの聖なる植物 
サブタイトル  
著者 T.C.マジュプリア著/西岡直樹訳 
ページ数 312頁 
判型 四六・並製 
定価 2,640円(本体2,400円) 
内容 人びとの信仰の対象であり、仏教やヒンドゥー教の神々の祈りに捧げられるインドボダイジュ、サラノキなど114種の植物をとりあげ、両国の文化に通じた著者がその神話・伝説・薬効を綴る。 
目次 第一章 崇拝のバックグラウンド
第二章 植物と俗信
第三章 聖なる植物の薬効
如意樹─天国に生える木
インドヤコウボク(ヨルソケイ)─サティヤバーマーの嫉妬
ソーマ─人を酔わす力
ジュズボダイジュの仲間─行者の首飾り
カミメボウキ─ラクシュミーの化身
ハス─宇宙の扉
インドボダイジュ─主要三神の住家
ベンガルボダイジュ(バンヤンジュ)─瞑想を誘う大木
ベルノキ─木の実の花婿
マンゴー─神聖なる果実の王者
アンマロク(マラッカノキ、ユカン)─女神の涙から生まれた木
ムユウジュ─艶かしさを誘う春の花
ミロバラン─一滴のアムリタ
ハナモツヤクノキ─聖火の火起こし
バナナ(ミバショウ)─多産の印
タケ─ヒンドゥー哲学の本質
サラノキ─カトマンズの由来
カダムバ(クビナガタマバナノキ)─雷雨のときに咲く花
ジャンボラン(ムラサキフトモモ)─ワインになる実
ヤシ(ココヤシ)─結婚生活の安泰
サトウナツメヤシ─砂糖をとるヤシ
インドセンダン─悪霊を追い払う葉
アラビアゴムモドキ─旅の安全
カロトロピス・ギガンテア(アコン)─猿の神ハヌマーンが好む花
シロバナヨウシュチョウセンアサガオ─シヴァの冠
ギョウギシバ─儀式の主役
クシャソウ(クサソウ)─荼毘にふされる草
ペーパー・バーチ─魔法のケース
ベンジャミンゴムノキ─四度目の結婚
ビャクダン─涼を呼ぶ木
ウドンゲノキ─神々も摘むイチジク
アサ─シヴァ神のお気に入り
アダン─蛇の棲む木
ハクマトウ、キリンカク─マナサー女神と八匹の蛇
セキトメホオズキ─名高い薬草
ナガバキダチオウソウカ─デーウダール〈神の木〉
キンコウボク─香りの王者
ブッソウゲ─カーリー女神の花
キョウチクトゥ─太陽神スーリヤ礼賛
マチン─悪魔の釘打ち
イヌナツメ─蘇生の木
タマリンド─酸味調味料の主役
ヒマワリ─基にまかれる種子たち
イリッペ─花から酒、種子からバター
インドワタノキ(キワタノキ)─シマルの地獄
フイリソシンカ─春の訪れ
クスノキ
キンマ─神々が欲しがるもの
ビンロウジュ(アレカヤシ)─堅くて渋い実
セイロンテツボク─弥勒仏のもつ花
ウコン─魔除けの黄色
サフラン─ケーサルの額の印
フィクス・ラコル
ナガエミカン
ヒマラヤのクルミ─富の女神ラクシュミーの好物
ワセオバナ
サトウキビ─パーンチャ・アムリタ〈五種の甘露〉
シイノキ属の植物
キミガヨラン─嘘をついた花
ミサキノハナ─香り高い献花
シャクナゲ(ロドデンドロン・アルボレウム)─ラーマ王子の罵り
ジンジャー・リリー─インドラ・ジャートラの花
マラバルキノカリン─シヴァに嫌われた植物
マリーゴールド(マンジュギク)─女神バガヴァティーが好む色
ヒシ─ラクシュミー女神の大好物
ポインセチア(ショウジョウボク)
ビルマネム─うす緑のネムの花
ジャックフルーツ(ナガミパンノキ、パラミツ)─巨大な果実
ナンバンサイカチ
デイコ─例外の赤い花
マヨラナ─巡礼に欠かせない花
ヤグルマギク(ヤグルマソウ)─仏教徒ネワール族の好む花
ダフネ・パピラケア─シヴァ・リンガの花形
オニバス─マカンのポップコーン
センニチコウ─バーイ・ティーカーの花
シロゴチョウ─聖仙アガスティの花
ヒマラヤソケイ
ツリー・ジャスミン─チャメリー
バラ─バラ水の歓迎
ゴールデン・フラワー─吉兆の印
ティテパティ(ナグデン)─眠気を払う匂い
ヘンナ─紅の手足の装い
ジンコウ─徳の高まる煙
ザクロ─ラクタカーリーに捧げられる果物
アパマールガ(イノコズチ属の一種)─聖なる雑草
グアバ(バンジロウ)─神々への献果
サダラ─呪われた兄弟の化身
モモ
アインセル─葬儀の後にすべきこと
アルタボトリス・ウンキナツス
ホウセンカ─ヘンナの代わり
ワタ─聖なる紐
ヒマラヤザクラ─バラ・チャトゥルダシーの祭り
クチベニズイセン
レウカス・ケファロテス
穀類・豆類
イネ/トウモロコシ/ヒヨコマメ/シコクビエ/コムギ/ゴマ/エンドウ/アブラナ/オオムギ/アワ/リョクトウ/ケツルアズキ/ヒラマメ、ヘントウ
野菜類
セイヨウカボチャ/ペポカボチャ(ポンキン)/トウガン/キュウリ/サトイモ/ダイコン 
PDFパンフレット  
備考 〔著者〕トリローク・チャンドラ・マジュプリア Trilok Chandra Majupuria
 インド生まれのネパール人。トリブバン大学動物学教授。理学博士。ロンドンのリンネ学会会員。
 主な著書:『ネパール・インドの聖なる動物』『野生の美 ネパール野生生物ガイド』ほか。邦訳は本書『ネパール・インド聖なる植物』のみ。

〔訳者〕西岡直樹(にしおか・なおき)
 宇都宮大学農学部農学科卒業。1973-78年、インド西ベンガル州ビッショ・バロティー大学、ジャドブプル大学ベンガル語学科に留学。
 主な著書:『インドの昔話』(共著、1983 春秋社)、『インド花綴り』(1988 木犀者)ほか。

原題 "Religious & Useful Plants of Nepal & India" Trilok Chandra Majupuria
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ISBN978-4-89694-688-8
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