日本の年中行事

分類 文化史 
タイトル 日本の年中行事 
サブタイトル  
著者 宮本常一著/田村善次郎編 
ページ数 400頁 
判型 四六判・上製 
定価 3,080円(本体2,800円) 
内容 日本各地には多くの行事がある。本書では青森・東京・奈良・広島・山口を例に取り、その土地の人々の思い、伝統・文化を見てゆく。
その地域ならではのもの、離れた場所なのに似通ったもの、そのときどきの食事や行動など、5つの地域を見較べると見えてくる日本の文化がそこにある。「農家の一年」「休み日」についての論考を併録。 
目次 1 農家の一年
2 山口の年中行事(山口県大島郡東和町)
 一 正月行事
 二 春の行事
   二月 三月 四月
 三 夏の行事
   五月 六月 七月
 四 秋の行事
   八月 九月 十月
 五 冬の行事
   十一月 十二月
 六 江戸時代後期の年中行事
   正月 二月 三月 五月 虫送り
   盆 八月 九月 十月 市日
 七 新暦と旧暦
   新暦強行 条約改正と内地雑居 旧暦復活
3 広島の年中行事
 一 正月行事
   旧暦と新暦 正月の神 門松 若水
   食べ物 廻礼 門付 恵方詣 御烏喰神事
   子供の遊び 事初め 七草と鳥追い
   お弓の神事 鬼追い 地祝い トロヘイ
   モチノカユ トンド ナリキゼメ 御逮夜
   村祈祷 麦正月
 二 春の行事
   一日正月 節分 涅槃会 彼岸 三月節句
   雛と雛祭り 八講会 花祭と水口祭
   雉追い・鹿追い
 三 夏の行事
   端午と御霊会 田植儀礼 虫送り 夏病除け
   管弦祭 七夕と七日盆 盆行事
 四 秋の行事
   八朔 八朔人形 名月 八幡宮放生会 秋祭
   後の月 秋の彼岸 亥の子 
 五 冬の行事
   吹子祭 子供の年祝い エビス講 大師講
   報恩講 川通り餅 コト納め 正月初め
   巳午正月 冬至 年の市 年夜ごもり 鎮火祭
4 奈良の年中行事(奈良県都介野村)
   はじめに
 一 稲作関係行事
   モミマキ ハルタヤスミ ナエヤク サビラキ
   サナブリ ケカケゴモリ ホカケ カマオサメ 
 二 休日
 三 諸々の祭り
   フクマル ワカミズ ゾウニ
   イタダキノモチノゼン ミヤマイリ ヒイレ
   オフクサン クリノヒバシ モノハジメ
   ハツヤマ オコナイ ムイカエビス
   ナナクサガユ サヘイ ハセノダダオシ
   トンド アズキガユ ムシノクチフウジ
   ナルカナラヌカ ケッチン ハツギトウ
   ツキマチ ニノショウガツ セツブン
   ヤマノクチ ネハン ヒナマツリ ハツウマ
   ヒガンノイリ ヒガンノチュウニチ
   ウヅキヨウカ ヤマノボリ レンゾ
   エビスマツリ オンダコ セック ハガタメ
   ギオンサン タナバタ ハカソウジ 葬制
   トウマイリ ナヌカボン ショウライムカエ
   ボンバナ 仏の供物 ホトケオクリ ボンサバ
   ヤブイリ エシキ ボンオドリ ニヤサンニチ
   ハッサク ヨミヤゴモリ ザシュウノコモリ
   ボタモチコモリ テンノウサンノオコモリ
   イモメイゲツ ヒガンと若者入
   フルマツリ アトノツキ アカラトウ
   イノコ 雄神マツリ 下部神社の祭
   オトゴノツイタチ ショウガツハジメ
   シワスノマツリ モチツキ オオミソカ 
 四 講
   庚申講 伊勢講 金比羅講 観音講
   秋葉講 念仏講
5 東京の年中行事(東京都府中市)
 第一節 一月の行事
   鐘とニワトリ 井戸と若水 門飾 初詣
   雑煮と餅 初荷 門付のいろいろ 七草粥
   八日ゾウ 蔵開き マユダンゴ 塞の神祭
   エンマサマ 山の神 アズキ粥 エビス講
   不動様の縁日 
 第二節 二・三・四月の行事
   次郎の朔日 節分 初午 ヒナ祭 出替
   春の彼岸 浅間祭 花祭 ヒョウ祭
   代参講のいろいろ
 第三節 大国魂神社大祭
   外人の見た府中祭 品川海上禊祓式
   御鏡磨 競馬式 神幸式 
   御饌催促と野口の仮屋の儀 還御
   御田植神事 神輿 神輿講中
   二・三之宮の太鼓 五・六之宮之太鼓
   三之宮の太鼓 御霊宮の太鼓 御先払の太鼓
   御本社・一之宮の太鼓 太鼓の管理
   山車 祭の市
 第四節 五・六・七・八月の行事
   節句 多摩河原祓戸祭 マグア洗 七夕 雨乞
   青袖祭・杉舞祭 李子祭 盆 相撲祭 月見
 第五節 九・十・十一・十二月の行事
   熊野神社祭 敬老の日 彼岸 栗祭 神楽
   神のお立ち 亥の子祭 エビス講
   神のお帰り カワビタリ オコトハジメ
   冬至 正月の準備 暮の市 大晦日
6 青森の年中行事(青森県下北半島)
 一 はじめに
 二 休み日
 三 女と年中行事
 四 若者と戸主と年中行事
 五 家と年中行事
 六 むすび
7 休み日
 一 秋田県平鹿郡舘合村〔現横手市〕
 二 秋田県仙北郡檜木内村〔現仙北市〕
 三 大阪府泉北郡取石村富木〔現高石市〕
 四 大阪府南河内郡埴生村〔現羽曳野市〕
 五 大阪府南河内郡東條村〔現富田林市〕 
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備考 著者
宮本常一(みやもと・つねいち)
1907年、山口県周防大島生まれ。
大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。
日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。
1981年没。同年勲三等瑞宝章。
著書 : 「日本人を考える」「忘れられた日本人」「民具学の提唱」「日本の宿」「山の道」「川の道」「庶民の旅」「和泉の国の青春」「宮本常一とあるいた昭和の日本(あるくみるきく双書)」「旅の手帖〈愛しき島々〉」「聞書 忘れえぬ歳月」「歳時習俗事典」「飢餓からの脱出」など。

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ISBN 978-4-89694-147-0 

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