パリの住人の日記 I

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル パリの住人の日記 I 
サブタイトル 1405-1418 
著者 堀越孝一訳・校注 
ページ数 392頁 
判型 四六判・上製 
定価 3,080円(本体2,800円) 
内容 中世末期のパリに生きた
市井の人びとの息づかいを伝える、
貴重な史料、
待望の邦訳・刊行開始!

15世紀初頭のパリ。
百年戦争のただなかとあって、
長びくイギリスとのにらみ合いに加え、
国内もしだいに内乱の様相を呈する、
殺伐とした世相のなか、
物価の変動に一喜一憂し、
食糧の確保に追われ、
疫病の陰におびえつつも、
したたかに生き抜く庶民の目による、
貴重な同時代のルポルタージュ。

ホイジンガの著作で、
この史料と出会って以来、
長年にわたり写本を前に格闘をつづけてきた、
西洋中世史の重鎮が、
一字一句にこだわり抜いて仕上げた訳文に、
ていねいでわかりやすい註を添えた、
完訳版の第一分冊。
(全三冊予定) 
目次  
PDFパンフレット  
備考 [訳者紹介]
堀越孝一(ほりこし・こういち)
1933年生まれ。学習院大学名誉教授。
中世ヨーロッパ史専攻。
『ジャンヌ・ダルク』『画家たちの祝祭』『わがヴィヨン』
ホイジンガ『中世の秋』など、著訳書多数。
※この日記をテーマにしたエッセイ
『日記のなかのパリ』(1985年、サントリー博物館文庫)
のち『パンとぶどう酒の中世』と改題してちくま学芸文庫より再刊(2007年)

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ISBN 978-4-89694-745-8 

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