祈りの民俗誌

分類 文化史 
タイトル 祈りの民俗誌 
サブタイトル  
著者 田村善次郎・佐藤健一郎[著] 
ページ数 232頁 
判型 四六判・上製 
定価 2,200円(本体2,000円) 
内容 平安、幸福、成功、健康、病気平癒、豊作、豊漁、商売繁盛、出世、子宝、安産、厄除、合格、勝利、良縁、縁切り… 人びとは、 切ない心情をカミの前でつぶやき、絵馬に託し、木・花・石・縄など、あらゆるものを神聖なヨリシロ (依代) として信仰し、カミと交流する。

人はなぜ祈るのか。日本人はカミをまつり、ことあるごとにカミに願いをかけ、平安を祈ってきた。それは私たちが、経験的な技術や、合理的な知識だけでは処理できない世界のあることを認識していたからである。私たちは、人間の力ではどうすることも出来ない部分を司る、超自然的な力を持った存在をカミという言葉で総称し、そのカミに災厄から免れることを願い、豊かな実りや、平穏で幸せな暮らしを祈り続けてきたのである。 
目次 1 神社─祈りの装置
2 描かれた祈り
  海老/波に兎/一富士・二鷹・三茄子
  鶴と亀/鯉の滝上り/宝船/尉と姥(高砂)
  島台/猩々/束ね熨斗/松竹梅/宝尽くし
  七福神(恵比寿 大黒天 弁財天 毘沙門天 寿老人
     福禄寿 布袋和尚 福助)
  十二支と守り神/牡丹に唐獅子/文殊菩薩と獅子
  桐に鳳凰/竹に虎/源氏香の図
3 ここのへの春
  大祓/御魂祭/追儺/四方拝/朝賀
  元日節会/朝勤行幸/子日の遊び
  白馬節会/卯杖/望粥節供/踏歌節会
4 祈願の諸相─生駒聖天様の絵馬にみる
  生駒の聖天様/錠絵馬/祈願内容の概観
  商売繁盛・家内安全/病気平癒/縁結び・縁切り
5 庶民の祈り─京都奈良の小絵馬
  祈りと絵馬/絵馬奉納の歴史
  絵馬の図柄と祈り/カミとの交流
6 馬─カミと通ずるもの
  乗り物として/カミの乗り物/絵馬と馬
  依り代・化身/カミの世界に通ずるもの
7 結びの民俗
  一 紐結び/二 装飾結び/三 草結び
  四 結びの呪力/五 ムスと結び
8 細く、柔らかなるモノの力
  藁しべ─カミの恵/シメナワ─カミの標
  蓑─カミの衣
9 扇
  初源と伝播/檜扇から紙扇へ/扇の役割
  トリモノとしての扇/扇の民俗
10 絵心経の話
11 香りと民俗
12 昔話の中の竹
13 ハナ─神を象徴するもの
14 歌垣
 あとがきにかえて 
PDFパンフレット  
備考 【著者紹介】
佐藤健一郎(さとう・けんいちろう)
1936年東京都生まれ
1962年東京都立大学卒業
武蔵野美術大学名誉教授
著書:『藁の力 ─民具の心と形』(淡交社・田村と共著)、『小絵馬 ─いのりとかたち』(淡交社・田村と共著)、『十二支の民俗誌』、『暦と行事の民俗誌』(八坂書房・田村と共著)ほか

田村善次郎(たむら・ぜんじろう)
1934年福岡県生まれ
1957年東京農業大学卒業
武蔵野美術大学名誉教授
著書:『水の記憶 ─フォト・エッセイ』(淡交社・共著)、『民衆の生活と文化』(未来社・共著)、『ネパール周遊紀行』(武蔵野美術大学出版局)ほか

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ISBN978-4-89694-158-6 

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