山と妖怪

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 山と妖怪 
サブタイトル ドイツ山岳伝説考 
著者 吉田孝夫著 
ページ数 384頁 
判型 A5判・上製 
定価 4,950円(本体4,500円) 
内容 伝説の織物をまとった、
ドイツの不思議の山々へ──。
魔女の宴で有名なブロッケン山、皇帝の眠るキフホイザー山など、数々の「霊峰」を抱えるドイツ。かの地で不思議な存在感を放つ鉱山伝説の数々や、グリムの紹介でもおなじみの「ホレさま」・「リューベツァール」などの妖怪譚を題材に、山をめぐる伝説が近代へと生き延び、今なお語り継がれることの意味を多層的に問い直す意欲的論考。図版多数。 
目次  
PDFパンフレット  
備考 本書は、まず前半においてドイツの鉱山伝説を考察する。近世……のヨーロッパにおいて、鉱山業は時代の基幹産業であり、この時代のドイツは、……鉱山業を牽引する地位にあった。……この空間に、古来のどのような言説が残存し、どのように特殊な伝説を開花させていたのかをたどってみたい。/後半部分では、ドイツの山の妖怪を考察の対象とする。……ドイツの男の山の妖怪としてリューベツァールを、そして女の妖怪としてホレさまを取り上げる。そして男女それぞれの妖怪にまつわる伝説と社会との関係を問うてみる。(「序」より)

【著者紹介】吉田孝夫 1968年生まれ。ドイツ文学者。奈良女子大学准教授。
著書に『語りべのドイツ児童文学』(かもがわ出版)、訳書にプロイスラー『わたしの山の精霊ものがたり』『かかしのトーマス』(さ・え・ら書房)などがある。
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ISBN978-4-89694-175-3 

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