聖人と竜

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 聖人と竜 
サブタイトル 図説 聖ゲオルギウス伝説とその起源 
著者 髙橋輝和[著] 
ページ数 240頁 
判型 A5判・上製 
定価 3,520円(本体3,200円) 
内容 〈竜殺し=ドラゴンスレイヤー〉として名高い聖ゲオルギウスは、なぜ、またいつごろから、聖人界きっての〈武闘派〉として勇名を馳せるようになったのだろうか?
400点の図版とともにキリスト教文化の古層へと迫る刺激的論考。

セント・ジョージ(英国)、サン・ジョルディ(カタルーニャ)などの呼び名でもおなじみの〈闘う聖人〉の原像とは?
貴重な最古の殉教伝(5世紀頃)の全訳も収録。 
目次 目次
第1章 「聖ゲオルギウス国」の誕生
 東欧ジョージア
 聖ゲオルギウス像
 イングランド
 第一次大戦の時代 ほか
第2章 聖ゲオルギウスの竜退治
 『黄金伝説』の伝える竜退治
 ジョージア版の竜退治
 ギリシア神話との関係 ほか
第3章 キリストの戦士
 第一次十字軍の時代
 ヒューフィンゲンの銀盤
 ヴィニカの陶製イコン ほか
第4章 聖ゲオルギウスの受難と殉教
 『黄金伝説』の殉教伝
 最古の殉教伝
 聖ゲオルギウスノの泉 ほか
第5章 殉教伝の歴史的実態
 カッパドキアのゲオルギオス
 キリスト教徒大迫害
 モデルになった殉教者達 ほか 
PDFパンフレット  
備考 《著者紹介》
髙橋輝和(たかはし・てるかず)
1944年生まれ、岡山大学名誉教授、博士(文学)
ドイツ・ゲルマン言語文化論専門
主要著書に『ゴート語入門』(クロノス、1982年)、『シーボルトと宇田川榕菴─江戸蘭学交遊記』(平凡社新書、2002年)、『ドイツ語の様相助動詞─その意味と用法の歴史』(ひつじ書房、2015年、2017年度日本独文学会賞)などがある。

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978-4-89694-241-5 

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