あだ名で読む中世史

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル あだ名で読む中世史 
サブタイトル ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる 
著者 岡地稔【著】 
ページ数 368頁 
判型 四六判・上製 
定価 2,640円(本体2,400円) 
内容 赤髭王・禿頭王・短軀王・肥満王・青歯王・血斧王・跳躍侯・嚙跡侯・兎足王・敬虔王・獅子心王……
西欧中世の王侯はなぜ、「あだ名」とともに呼ばれることが多いのだろう? 謎に満ちた「あだ名文化」の実態とその背景を、史料に拠りつつ鮮やかに解き明かし、命名や家門にまつわる疑問の数々に光をあてる。巻末に《中世ヨーロッパ王侯「あだ名」リスト》(総勢300名、54頁分)併録。 
目次 目次

ヨーロッパ中世の人びとの名前をめぐる疑問
第1章 ヨーロッパ中世はあだ名の宝庫
第2章 「カール・マルテル」の謎
    ―「あだ名文化」の諸相(一)
第3章 ピピンはいつから短躯王と呼ばれたか
    ―「あだ名文化」の諸相(二)
第4章 姓の誕生―ヨーロッパの「家名」をさかのぼる
第5章 中世の命名方法とその背後にあるもの
    ―「あだ名文化」の背景を探る(一)
第6章 中世貴族の家門意識はいかにして形成されたか
    ―「あだ名文化」の背景を探る(二)
第7章 混迷の「ユーグ・カペー」
    ―「あだ名文化」の諸相(三) 
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備考 【著者】岡地稔(おかち・みのる)
1952年生まれ。
南山大学外国語学部教授。
専門は中世初期ヨーロッパ史。
著書に『権力・知・日常─ヨーロッパ史の現場へ』(共著、名古屋大学出版会、1991年)、『西洋中世史(上)継承と創造』(共著、ミネルヴァ書房、1995年)など、また訳書に『修道院文化史事典』(共訳、八坂書房、普及版2014年)などがある。


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ISBN978-4-89694-245-3 

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