シーボルト書簡集成

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル シーボルト書簡集成 
サブタイトル  
著者 石山禎一・梶輝行[編] 
ページ数 312頁 
判型 A5・上製 
定価 4,400円(本体4,000円) 
内容 シーボルト来日200年記念
日本の近世後期に二度にわたって来日したドイツ人医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトと日本人との関係書簡集。

シーボルト事件により関係者たちは連累を恐れて書簡や資料の破棄や焼却を企てた。それにより門人・友人・通詞等との書簡は意外と少ない。その処分を逃れた密書をはじめ、事件前の間宮林蔵とのやりとり、愛妻おたき(其扇)との恋文、伊藤圭介・宇田川榕庵・大槻玄沢、門人・高良斎・戸塚静海・二宮敬作、外国奉行の新見伊勢守・竹内下野守・松平石見守・岡部駿河守などとの交流、娘おいねや門人三瀬周三との日常的な会話や喧嘩などなど……多種多様のシーボルトと日本人との関係書簡を313通掲載。これまで紹介されていない未公開の資料も多くある。 
目次 第一回渡来時(一八二三〜二九年) と帰国後
一八二四年(文政七年)
一八二五年(文政八年)
一八二六年(文政九年)
一八二七年(文政十年)
一八二八年(文政十一年)
一八二九年(文政十二年)
一八三〇年(文政十三年・天保元年)
一八三一年(天保二年)
一八三二年(天保三年)
一八四五年(弘化二年)

第二回渡来時(一八五九〜六二年) と帰国後
一八五九年(安政六年)
一八六〇年(安政七年・万延元年)
一八六一年(万延二年・文久元年)
一八六二年(文久二年)
一八六四年(文久四年・元治元年)
一八六五年(元治二年・慶応元年)
一八六六年(慶応二年) 
PDFパンフレット  
備考 【編者】
・石山 禎一(いしやま よしかず)
 東京都生まれ。神奈川県立高校校長歴任し定年退職。日本シーボルト協会幹事。法政大学文学部史学会評議員。元東海大学総合教育センター講師。『シーボルトの日本研究』(吉川弘文館 1997年)、『シーボルト 日本植物に賭けた生涯』(里文出版 2000年)、『シーボルトの生涯をめぐる人びと』(長崎文献社 2013年)、共訳『シーボルト日本』全9巻(雄松堂出版 1978年)、共訳『シーボルト日記』(八坂書房 2005年)、共著『鎖国日本と国際交流』下(吉川弘文館 1988年)、『シーボルトと日本の開国・近代化』(続群書類従完成会 1997年)、『黄昏のトクガワ・ジャパン シーボルトの見た日本』(日本放送出版会 1998年)、『新・シーボルト研究』Ⅰ 自然科学・医学編、Ⅱ 社会・文化・芸術篇(八坂書房 2003年)、『シーボルト年表』(八坂書房 2014年)、ほか論文多数

・梶 輝行(かじ てるゆき)
 東京都生まれ。横浜薬科大学薬学部教授兼教職課程センター長。神奈川県教育委員会教育局総務室県立高校改革担当課長を退職後、現職。『医療の歴史と哲学』(大学教育学術出版部 2022年)他、共著『国際社会の形成と近世日本』(日本図書センター 1988年)、『近世日本の海外情報』(岩田書院 1997年)、『新・シーボルト研究』Ⅱ 社会・文化・芸術篇(八坂書房 2003年)、主な論文「蘭船コルネリウス・ハウトマン号とシーボルト事件」(長崎市シーボルト記念館『鳴滝紀要』第6号 1996年)、「高島流砲術の形成過程における長崎オランダ商館の役割と貢献―砲術関係品の輸入と蘭書の翻訳・活用を中心に」(長崎市長崎学研究紀要『長崎学』第6号 2022年)、「江戸滞在中のオランダ商館長ドゥ・ステュルレルとシーボルトの関係―ドゥ・ステュレル「江戸参府日記」に基づく諸考察を中心に」(長崎市シーボルト記念館『鳴滝紀要』(1)(2)第30号・31号 2021〜2022年)、ほか論文多数

【編集協力者】
・イザベル・田中・ファン・ダーレン
・沓澤 宣賢
・宮崎 克則
・吉田 佳恵

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ISBN978-4-89694-346-7 

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