渇いたカエル

分類 動物・昆虫 
タイトル 渇いたカエル 
サブタイトル カエルたちの水対策 
著者 長井孝紀著 
ページ数 128頁 
判型 A5判・上製 
定価 2,640円(本体2,400円) 
内容 水はカエルの生命維持と繁殖に欠かせない。だが、灼熱の太陽が照りつける乾燥した砂漠でも、海の近くの飲めない塩水の中でも、南極大陸を除くほとんどの地域でカエルたちは暮らしている。
彼らは生命線である水をどのように手に入れるのだろうか?
厳しい環境に耐えながら生きる、世界の様々なカエルたちのからだの秘密と驚きの行動を、最新研究を踏まえて大公開! 
目次 第1章 こんなところにもカエルがいる
    1. カエルが古池に飛び込んだ理由
    2. ラスベガスのカエル
    3. カエルの生息域と気温
    4. 不凍液で寒さに備える
    5. 血糖値を上げて寒さに耐える
    6. 腸内細菌で暑さ対策
第2章 暑さと乾燥からからだを守る
    1. 日光浴でお肌を白くする
    2. 皮膚に防水ワックスを塗る
    3. 適温を求めて地中に潜る
    4. ラップフィルムの繭を被る
第3章 水を身近で手に入れる
    1. カエルの水分摂取のしかた
    2. 水分吸収と浸透圧
    3. 姿勢を変えて必死で水を飲む
    4. 特異な姿勢を保つ骨格筋
    5. 霧を集める
    6. 水滴を飲む
第4章 カエルの皮膚の秘密
    1. カエル皮膚に点在する粒子
    2. アクアポリンの発見
    3. アクアポリンとカエルの生息環境
    4. 皮膚型と膀胱型のアクアポリン 
    5. 環境とアクアポリン
第5章 自分の体内に水を貯える
    1. 膀胱—水の貯蔵庫
    2. 皮下に水を貯めるミズタメガエル
第6章 水を探す
    1. カエルが教えてくれる水場
    2. 危険な水と安全な水を見分けるカエル
    3. かすかな塩味が好まれる理由
第7章 飲めない水でも我慢する
    1. 海の近くにすむカエル
    2. 縄張りを広げる強力なカエル
第8章 オタマジャクシが直面する危機
    1. ソノラ砂漠で目にした干上がったオタマジャクシ
    2. オタマジャクシは早くカエルになろうとする
    3. 実験的に繁殖池の水を減らしてみる
第9章 卵は池に産み落とされるとは限らない
    1. カエルの卵を乾燥から守る泡
    2. 泥の巣を作ってメスの到来を待つオス
    3. 卵を産み落とした巣に蓋をするのはメス
第10章 水が豊富でも苦労する
    1. 渓流に生息するカエル
    2. 巣を作る巨大ガエル
    3. 大きな石をまるく並べる
    4. 巣を見守る
    5. 巣の利点
第11章 少ない水の中で大事に育てる
    1. オタマジャクシを背負って運ぶヤドクガエル
    2 水が少ないほど子育ては熱心
第12章 オタマジャクシにならなければもっと安全 
PDFパンフレット  
備考 【著者紹介】
長井孝紀(ながい たかとし)

1950年 岐阜県に生まれる
1974年 東京大学理学部生物学科動物学課程を卒業
1979年 東京大学大学院理学系研究科博士課程動物学専攻を修了 理学博士を取得
同年   帝京大学医学部第一生理学講座 助手
1982年 同講座 講師 
1984~86年 ミシガン大学歯学部口腔生物学およびコロラド大学医学部生理学に留学
1992年 コロラド州立大学解剖神経生物学に留学
2001年 慶應義塾大学医学部 教授
2009年 マイアミ大学医学部生物物理学に派遣留学
2016年 慶應義塾大学 名誉教授

主な著訳書:
実験神経生物学(監訳 1986年 東海大学出版会)、新編 味覚の科学(共著 1997年 朝倉書店)、生命科学への招待(共著 2003年 三共出版)、おいしさの科学事典(共著 2003年 朝倉書店)、カエルはお腹で水を飲む?(2015年 養賢堂)

研究分野:感覚器の生理学、特に味覚、聴覚

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ISBN 978-4-89694-366-5 

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