戦後復興 日々の楽しみ

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 戦後復興 日々の楽しみ 
サブタイトル 東京近郊庶民のレジャー 
著者 青木宏一郎 
ページ数 360頁 
判型 四六判・上製 
定価 3,300円(本体3,000円) 
内容 実は楽しかった!? 復興の日々
苦しく辛い戦後の混乱期、人々は明日に希望を託して懸命に働き、そして大いに遊んだ!!
終戦から昭和35年まで、復興の原動力となった東京の庶民の娯楽に掛ける熱量を、戦後80年の節目に年ごとに振り返る、画期的な戦後史。写真140点。 
目次 はじめに

戦後復興期レジャー編年史
昭和20年(1945)混乱の始まり
昭和21年(1946)何より、まず食べることの日々
昭和22年(1947)空腹のなか、娯楽は戦中を抜けた
昭和23年(1948)食料事情の改善でレジャーが復活
昭和24年(1949)怪事件発生も、都民の生活も娯楽も充実
昭和25年(1950)朝鮮戦争勃発も、娯楽は景気より先に回復
昭和26年(1951)都民の生活は安定し、レジャーへの関心高まる
昭和27年(1952)不景気も、オリンピックを機にレジャー盛んに
昭和28年(1953)耐久生活から抜け出て、生活を楽しむ余裕
昭和29年(1954)デフレ不景気だが、人出だけは盛況
昭和30年(1955)神武景気へと、都民の遊びも戦後最高へ
昭和31年(1956)神武景気に浮かれ遊ぶ都民
昭和32年(1957)景気減速と天候不順で徐々に減る都内の人出
昭和33年(1958)なべ底景気の中、映画観客数が最高となる
昭和34年(1959)ラジオからテレビへのターニングポイント
昭和35年(1960)安保に揺れる中、都内には新たな動きも

[解説]戦後社会と大衆レジャー
一、戦後混乱期を支えた娯楽(昭和23・24年頃まで)
二、復興前期はレジャーも女性が中心(昭和30年頃まで)
三、復興後期にはテレビの影響が拡がる(昭和35年頃まで)
四、復興の実情
五、充実していた復興の日々

主な引用・参考文献
おわりに 
PDFパンフレット  
備考 ★著者紹介
1945年、新潟県生まれ。千葉大学園芸学部造園学科卒業。
株式会社森林都市研究室を設立し、ランドスケープガーデナーとして、青森県弘前市弘前公園計画設計、島根県津和野町森鷗外記念館修景設計などの業務を行う。その間、東京大学農学部林学科、三重大学工学部建築科、千葉大学園芸学部緑地・環境学科の非常勤講師を務める。

[著書]
『江戸の園芸』ちくま新書
『江戸のガーデニング』平凡社
『江戸庶民の楽しみ』『明治東京庶民の楽しみ』『大正ロマン・東京人の楽しみ』『軍国昭和東京庶民の楽しみ』『大名の「定年後」』中央公論新社
『鷗外の花暦』養賢堂
『解読花壇綱目』創森社
『自然保護のガーデニング』中公新書ラクレ
『鷗外の花』八坂書房
他多数。

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ISBN 978-4-89694-372-6 

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