分類 |
動物・昆虫 |
タイトル |
深海魚の玉手箱 |
サブタイトル |
街中で探す深海 |
著者 |
盛口満 |
ページ数 |
302頁 |
判型 |
四六判・並製 |
定価 |
2,200円(本体2,000円) |
内容 |
身近に潜む深海を探せ!
深海に直接行くのは難しい。
だけど、目をこらせば身近なところにも深海は潜んでいるらしい。
深海魚を求めて魚市場を巡り、魚屋で買ったイカの胃袋を解剖して深海魚のかけらを取り出し、かつて深海底だった工事現場で化石を拾う。這いつくばって無我夢中で3時間、気分は海底探索ーそこにリアルな深海が立ち上がる。
ゲッチョ先生と行く、潜水艇に乗れない僕らの深海ダイブ! |
目次 |
はじめに
第1章 深海魚の玉手箱
1*床屋の深海魚 2*ポンからの電話 3*深海魚の玉手箱
4*魚もイカも 5*コシオリエビの正体 6*ミズウオの化石
7*ナワキリ 8*メバチの胃袋 9*オオエ先生 10*キバハダカ
第2章 近所の深海
1*深海展 2*深海ザメ、ラブカ 3*クチャの化石
4*近所の深海 5*ミョウガガイの化石 6*学生たちとの耳石取り
第3章 胃袋学事始め
1*胃袋学 2*オオエ先生の宝箱 3*耳石取りのテクニック
4*イカの胃袋探索 5*海鳥の胃袋の耳石 6*深海の渚
7*トビイカの胃袋 8*アオリイカの胃袋
9*ソデイカ漁師のプレゼント
第4章 魚屋探検
1*マオちゃんの骨 2*頭骨いろいろ 3*ナポレオンの味
4*カンムリブダイの骨 5*てんこ盛り屋 6*魚屋の深海魚
7*魚屋同窓会
第5章 ダイオウイカのリング
1*ダイオウイカの腕 2*サンゴ網の混獲物 3*大王リング
4*深海水族館 5*リアルな深海
第6章 住宅地の深海魚
1*新たな深海の入り口 2*住宅地の深海魚
3*ノボリダンゴヒゲ 4*モリグチの魚 5*八重瀬の耳石
6*耳石拾いの光景 7*深海魚の授業
第7章 ダルマザメの日
1*側線って何? 2*「当たり」の胃袋 3*見たことのない歯
4*胃袋探偵団 5*本物との出会い 6*ムナビレハダカエソ
7*学生との耳石拾い 8*メバチの耳石と獲物 9*カグラザメの歯
10*渚の魚拾い 11*ニベの耳石 12*ダルマザメの日
おわりに
本書に登場する魚の分類
参考文献
索引 |
PDFパンフレット |
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備考 |
◉著者
盛口 満(もりぐち みつる)
1962年千葉県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒業。自由の森学園中・高等学校(埼玉県飯能市)の理科教員を経て、2000年に沖縄へ移住。現在、沖縄大学人文学部こども文化学科教授(2019年4月〜2022年3月には学長を務める)。
主な著書:
『僕らが死体を拾うわけ』 『ドングリの謎』どうぶつ社 →ちくま文庫
『骨の学校』『ゲッチョ先生の野菜探検記』木魂社
『生き物の描き方』『琉球列島の里山誌』東京大学出版会
『コンビニ好きな虫のふしぎ』『人とくらす街の虫発見記』少年写真新聞社
『めんそーれ! 化学』『ゲッチョ先生と行く 沖縄自然探検』岩波ジュニア新書、『ものが語る教室』、『〈動物をえがく〉人類学』(編著)岩波書店
『ぜんぶ絵でわかる9 すごい骨の動物図鑑』(エクスナレッジ)
『おしゃべりな貝 増補新装版』 『シダの扉』『雨の日は森へ』『となりの地衣類』『天空のアリ植物』『歌うキノコ』『生き物をうさがみそーれー』八坂書房
ほか多数。
20年間の集大成である編著書『琉球植物民俗事典:聞き書き 琉球列島の植物利用』(八坂書房)で、第52回伊波普猷賞受賞。
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ISBN978-4-89694-379-5 |
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