ジンプリチシムス

分類 文芸・詩集 
タイトル ジンプリチシムス 
サブタイトル 原典訳『阿呆物語』 
著者 ハンス・ヤーコプ・クリストッフェル・フォン・グリンメルスハウゼン著/吉田孝夫訳 
ページ数 928頁 
判型 A5判・上製 
定価 13,200円(本体12,000円) 
内容 ドイツ人の《魂のふるさと》として読みつがれる名作の新訳登場。主人公《ジンプリチシムス=阿呆》とともに三十年戦争の「現場」へ!

17世紀、三十年戦争の戦火くすぶる焦土に、乾いた笑いとともに登場した傑作ピカレスク・ロマンの全訳。ドイツ人の《魂のふるさと》として読みつがれるバロック小説の雄編を、初版本から新訳。挿図・訳註・付録資料も充実。

ジンプリチシムス(Simplicissimus)とは、「シンプレクス」(simplex)というラテン語の形容詞(英語で言えば「シンプル」)の最上級の形を使って、それを主人公の名前にあてたものである。……単純素朴で、無垢で、どこか間が抜けていて、馬鹿正直で、そして身もふたもない言い方をすればまさしく「阿呆」。……そんな少年が、シュペッサルトという名の奥深い森のなかで、農夫の両親と女中とともに平和に暮らしている。……穏やかな森の暮らしは、しかし他国の軍隊による突然の襲撃によって断ち切られる。時代は三十年戦争(1618–1648年)のさなかにあり、この場所も無慈悲な殺戮と略奪から逃れることはできなかったのである。……
──訳者あとがき(『ジンプリチシムス』案内)より 
目次 『ジンプリチシムス』総目次
(pdf/925KB) 
PDFパンフレット  
備考 【著者】ハンス・ヤーコプ・クリストッフェル・フォン・グリンメルスハウゼン
Hans Jacob Christoffel von Grimmelshausen
1621頃─1676
17世紀ドイツの文人。
幼少期に三十年戦争に巻き込まれて孤児となり、兵卒として前半生を過ごす。戦争終結(1648)後は、貴族や上級市民の領地の管理や村の代官などを務めるかたわら書物に親しみ、40歳代の半ば頃から作品の執筆・刊行を開始。ほどなく本書『ジンプリチシムス』がベストセラーとなり、その後の10年ほどの間に、続編を含む多くの作品を遺した。本書の他に、続編にあたる『放浪の女ぺてん師クラーシェ』(現代思潮社)が翻訳紹介されている。

【訳者】吉田孝夫(よしだ・たかお)
1968年鳥取県生まれ。
奈良女子大学文学部教授。
京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(ドイツ語学ドイツ文学専修)。博士(文学)。
著書に、『山と妖怪 ドイツ山岳伝説考』(八坂書房)、『語りべのドイツ児童文学 O・プロイスラーを読む』(かもがわ出版)、訳書に、プロイスラー『わたしの山の精霊ものがたり』、『かかしのトーマス』、『ニット帽の天使』(さ・え・ら書房)、ラーニシュ『図説 北欧神話の世界』、ホイスラー『図説 ゲルマン英雄伝説』、ザルトーリ『鐘の本』、『グリム ドイツ伝説集』(八坂書房)などがある。
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『ジンプリチシムス』試読版 1
(pdf/1.2MB)

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ISBN 978-4-89694-388-7 

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