野生動物に会いたくて

分類 動物・昆虫 
タイトル 野生動物に会いたくて 
サブタイトル  
著者 増井光子著 
ページ数 280頁 
判型 四六・上製 
定価 2,200円(本体2,000円) 
内容 ナキウサギ、ムササビ、ツキノワグマ、オコジョ、テンなどの日本の野生動物は森や山で、人里で、どんな暮らしをしているのか。飼有動物の専門家として活躍する傍ら、野生動物に興味を抱いて全国を歩いた著者が、その生態を語る。 
目次 ◎最北に生きる
ニホンザル/ニホンザルの特徴/北のサルほど毛色が淡い/ニホンザルの食性/ニホンザルの群れにボスはいるのか
◎ニペソツの妖精たち
ナキウサギ/ナキウサギはネズミかウサギか/エゾナキウサギの発見/ナキウサギに会いに/ニペソツのナキウサギたち
◎孤島に残ったムカシウサギの一族
アマミノクロウサギ/生きた化石、クロウサギ/クロウサギの発見/アナウサギに似た特徴/奄美の夜
◎夜の雪原に跳ねる
ノウサギ/飼いにくいノウサギ/日本のノウサギの種類/日没から明け方に活動/月夜にノウサギを見る/ノウサギの繁殖/ノウサギの白化
◎森の愛嬌者
日本のリス/キタリス(エゾリス)/ニホンリス
◎日本の森にすみついた
タイワンリス/タイワンリスの特徴/日本への渡来/伊豆大島のタイワンリス/タイワンリスの生態
◎夜空に舞ういたずら者
ムササビ/高尾山でムササビに会う/夜空に舞うムササビ/動脈硬化症になったムササビ/いたずらムササビ
◎小さな生活巧者
ヤマネ/かわいい天然記念物/ヤマネの暮らし/ヤマネの繁殖
◎北の森の王者
ヒグマ/地上最大の肉食獣/ヒグマの食性/時間をずらして飯場を利用/冬眠中に出産・子育て
◎森林の減少に追われる
ツキノワグマ/本州最大の肉食獣/植物がメニューの中心に/繁殖と穴ごもり/野生のクマを見に
◎冬ごもり中のクマはなぜやせないか
クマの体の不思議/クマの穴ごもりの特徴/季節によるクマの体調の変化/冬ごもり中のクマはなぜやせないか/ほとんど穴ごもりしないホッキョクグマ
◎人の近くでしたたかに生きる
タヌキ/月山でタヌキに会う/松島湾無人島のタヌキ/タヌキの夫婦/タヌキの隠れた能力
◎森の名ハンター
キツネ/幼い日の想い出/日本のキツネ/キツネの日周活動と行動圏/意外に広い食性/繁殖と子別れ
◎ネズミ狩りの名手
ニホンイタチ/イタチの種類と大きさ/腹具合によって昼にも活動/イタチを飼う/イタチにだまされる
◎気の強い捕食者たち
イイズナとオコジョ/イタチの仲間/毛色はなぜ変わるのか/オコジョやイイズナの生息地と行動圏/獲物への執着心が強いオコジョ
◎美しい毛皮を狙われる
テン/テン類の特徴/北海道でキテンを見る/食性と生活/繁殖
◎人に馴れやすい呑気者
ニホンアナグマ/タヌキと混同される/野生のアナグマに会う/アナグマの穴ごもり/繁殖と子の成長/きれい好きなアナグマ
◎絶滅の危機にたつ
ニホンカワウソ/カワウソ現わる/一週間の観察にも出会えず/七年後、ついにカワウソに会う/なぜ四国にだけ生き残ったか?
◎離島に生き残る原始のネコ
イリオモテヤマネコ/イリオモテヤマネコの発見/原始的な特徴/イリオモテヤマネコの調査/食性と習性
◎荒波にたわむれる
アザラシたち/アザラシの赤ちゃん/アザラシの遊び/驚くほど長い潜水時間/野生のアザラシに会う/道東のアザラシたち
◎炭俵の胴に短い足
ニホンイノシシ/他ならぬ思い入れのある動物/怪力の持ち主、巨大なオスはほとんど単独/「イノコ」と子どもたち/心なごむ授乳風景/用心深いオスたち
◎強さを誇示する角と雄叫び
ニホンジカ/猛々しいラブ・コール/各地に見られるニホンジカの仲間/動物園のシカたち/素晴しい跳躍力/ヌタ打ちというマーキング
◎高地に逃れて生き延びる
ニホンカモシカ/かつては幻の動物/シカとあってもシカにあらず/伝達方法にもいろいろ/練習不足で致命傷/溝の数プラス一が年齢/怖い伝染病/のんびり屋ゆえか?/事故死も多い 
PDFパンフレット  
備考 ISBN978-4-89694-691-8 

掲載図版1  掲載図版2

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