悩ましい翻訳語

分類 文芸・詩集 
タイトル 悩ましい翻訳語 
サブタイトル 科学用語の由来と誤訳 
著者 垂水雄二著 
ページ数 208頁 
判型 四六判・上製 
定価 2,090円(本体1,900円) 
内容 ベストセラー『利己的な遺伝子』等の名訳で知られる著者が贈る、
滋味溢れる博覧強記の翻訳≪語≫エッセイ。

辞書もあるというのに、なぜ誤訳は繰り返されるのか? 科学啓蒙書の良書を長年翻訳してきた著者が、あまたの憂うべき誤訳・迷訳の中から、50の重要翻訳語に注目。誤りの原因を丹念に調べ、現状の混乱ぶりを描き出す。翻訳の現場から生まれた秀逸な新翻訳語は本邦初公開! 
目次 1章 イヌも歩けば誤訳にあたる
 アフリカ野生犬 African wild dog
 ギニア豚 guinea pig
 ロビン robin
 ウサギ hare ほか
2章 草木もなびく誤りへの道
 樫の木 oak tree
 棕櫚 palm
 谷間の百合 lily of the valley ほか
3章 人と自然を取り巻く闇
 博物学 natural history
 森 woods
 野生生物 wildlife ほか
4章 こんな訳語に誰がした
 齲歯 dental caries
 加齢 aging
 免疫 immunity
 ネコ目 Carnivora ほか
5章 進化論をめぐる思い違い
 自然選択 natural selection
 天変地異説 catastrophism
 恐竜 dinosaurus
 利己的な遺伝子 selfish gene
6章 心理学用語の憂鬱
 統制群 control group
 両面価値 ambivalence
 性同一性障害 gender identity disorder
 認知症 dementia ほか
7章 生物学用語の正しい使い方
 警戒色 warning color
 神人同形同性説 anthropomorphism
 草食動物 herbivore
 内婚 interbreeding
 二倍体 diploid
 変身 metamorphosis ほか
8章 悩ましきカタカナ語
 キューティクル cuticle
 ビタミン vitamin
 ウイルス virus
 ホモ hormo
 マニュアル manual ほか 
PDFパンフレット  
備考 【著者】
垂水雄二 (たるみ ゆうじ)
1942年、大阪生まれ。翻訳家。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。出版社勤務を経て、1999年より現職。著書に 『やぶにらみ生物学』 (ACORN、1985)、訳書に 『利己的な遺伝子』 (共訳、紀伊國屋書店、1991) 『祖先の物語 上・下』 (小学館、2006) 『生命進化の物語』 (八坂書房、2007) 『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』 (早川書房、2008) など30冊以上。

続篇 『厄介な翻訳語』 もご覧下さい。
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ISBN978-4-89694-946-9 

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