飢餓からの脱出

分類 歴史・民族・宗教 
タイトル 飢餓からの脱出 
サブタイトル 生業の発展と分化 
著者 宮本常一 
ページ数 248頁 
判型 四六判・上製 
定価 2,160円(本体2,000円) 
内容 《宮本常一の未発表原稿!》
日本人はいかにして食糧を得てきたのか。日本中をくまなく見て歩いた宮本ならではの、各地に例を挙げた考察は、稲作を中心とした日本の食の歴史をわかりやすく解説するだけにとどまらず、それにまつわる年中行事や暦、農業経営や漁業技術、海と山の関係や交易にいたるまで多岐にわたる。惜しむらくはこの原稿が未完であること。それを補うべく、日本の食生活の構造を記した「日本人の食生活」を巻末に添えた。

「飢餓からの脱出のために、食料確保の方法を考え、作物の育成を工夫し、これを災害から守り、また交易によって有無を通じた歴史が人間の歴史であった」(本文より) 
目次 飢餓からの脱出
 一 飢餓からの脱出
 二 家族生活の発達
 三 焼畑農耕へ
 四 縄文文化の流動性
 五 畑作の年中行事
 六 農耕と工技
 七 稲作と村
 八 稲作国家の成立
 九 稲作農業の発達
 一〇 稲作の経営規模
 一一 社会保障としての豪族と村
 一二 貸借必要の世界
 一三 貢納物の清算
 一四 機織技術の伝播
 一五 鉄の使用
 一六 犂耕の持つ意味
 一七 山村と交易
 一八 海と山とのつながり
 一九 山の道
 二〇 鴨部
 二一 漁業技術と漁村
 二二 下北の村々の生業
 二三 生産の縄張と郡
 二四 〔人の移動と国〕
  飢餓からの脱出 註

日本人の食生活
 機ヾ超と食べ物
  とぼしい食べ物/ソバ/稗/トウモロコシ/小麦/
  餅/マンジュシャゲ(彼岸花)/かゆ/秋仕奉公/
  出作/ドングリ/栃/ワラビ/魚食/米食へ
 供.ぅ發叛験
  サツマイモの伝来/イモの食べ方/イモと人口/
  イモの加工/出稼ぎ/ジャガイモ
 掘/事の回数
  一人扶持/午餉/間食/獣肉食/
  魚介食/軽食/雑食
 検〆
  肴と酒/酒盛/発酵/結桶と甕壺/小さい壺/
  植物油/魚油/うまく食べる工夫/甘味料/砂糖
 后/器
  膳椀/水の力/弁当箱

あとがき 
PDFパンフレット  
備考 ISBN978-4-89694-998-8
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『飢餓からの脱出』正誤表
本書に以下の誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
135〜137頁 鴨部の分布(表)のうち137頁4行目
誤:「美作国 勝田郡 賀茂
       苫東郡 賀茂
   すなわち二九郷をかぞえるのであるが、………」

正:「美作国 勝田郡 賀茂
       苫東郡 賀茂
   備前国 赤坂郡    鴨神社
       津高郡 賀茂 鴨神社
       児島郡    鴨神社
   安芸国 賀茂郡 賀茂
       山県郡 賀茂
   淡路国 津名郡 賀茂 賀茂神社
   阿波国 美馬郡    鴨神社
       名東郡 賀茂
   讃岐国 寒川郡 鴨部
       阿野郡 鴨部 鴨神社
   伊予国 新居郡 賀茂
       越智郡 鴨部
   土佐国 土佐郡 鴨部
       幡多郡    鴨神社
すなわち二九郷をかぞえるのであるが、………」
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