植物の形と進化

分類 植物 
タイトル 植物の形と進化 
サブタイトル  
著者 前川文夫著 
ページ数 264頁 
判型 四六・上製 
定価 3,024円(本体2,800円) 
内容 植物の形は何を語りかけているのか?どのようにして今の形にたどりついたのか?種子の芽生え、葉の並び方、花のつくりなどにかたくななまでに保ち続けられている原始的な形に注目し、植物の進化の道筋に迫る。 
目次 植物の形を考える
 芽ばえにみられる進化の跡
進化を繰り返す生物の一生/マメの仲間の第一葉/違ってくる三枚目以降/祖先を語る葉のつき方
 芽の在り方とその見方
 芽の表情の示すもの
ワラビの握りこぶし/枝分かれする芽/鱗葉の描く曲線/鱗葉の役目
 托葉の起源について
葉とは何か/芽における鱗片葉と普通葉との移り変わり/托葉の起源についての考え方/結論
 葉の由来を探る──葉類性について
葉類の提案/位相形態学的概念のもとでの茎と葉/葉類の成立/葉類と葉態/GとFとの関係/結びの一つ
 対生が先か互生が先か──葉序の形式と進化
葉序というもの/葉序のいろいろと取りかえ/葉序の進化の方向/複合葉序の存在と葉類/葉序の末端としての花
 花のつくりと進化の傾向
花というもの/花と花序/花のつくりと進化/見のがされがちな諸点/花の多元性

植物の進化を考える
 植物の進化を考える
分類に当たっての四つの困難/新旧の形質とその背景/染色体の減数の意味
 植物の種の決め方──特徴を調べる七つの注意点
1. 生きたものを観察すること/2. 複数をみること/3. 形態には変化があること/4. 自分の調べた種と比較して調べること/5. まず葉の示す形質をみること/6. 静止だけでなく時間をへだてても観察すること/7. 茎、葉および花の三点で、相互に関係がないとみられる形質を選ぶこと
 植物の系統のとらえ方
系統の基礎にあるもの/系統と種──染色体による分析/続系統と種──分布と形質/系統と綱/系統と門
 細胞の生活相からみた生物の発生と発達
生物のはじまり/核を伴う細胞をもった生物の出現/包膜を得て多細胞化へ/生命は発生を繰り返す
 細胞の系統発生
細胞生活相と系統発生/染色体と系統発生
 欠けることによる進化の多面性
はめ込み式とつみ重ね式/染色体の倍数化・欠失から形質の多様化へ
 欠けることによる進化の例について
欠けることによる進化/形質の増減と進化の方向/染色体の量の増減と形質の増減
 染色体の意味するもの
意外に古い染色体の発見/一五〇万種の形/動物と植物で違う数の法則/倍数化に耐える植物の体制/増加と減少のつらなりが進化の根源/九州組と関東組に分かれるカンアオイ/進化の極限、タイリンアオイ/染色体の減少こそ進化 
PDFパンフレット  
備考 著者略歴
前川文夫(まえかわ・ふみお)
1908年生。東京大学理学部植物学科卒。東京大学名誉教授。
専攻──植物形態学、植物系統学。
主要著書──『原色日本のラン』誠文堂新光社、
『日本の植物区系』『日本固有の植物』玉川大学出版部、
『日本人と植物』『植物の進化を探る』岩波新書、
『植物入門』『植物の名前の話』『植物の形と進化』『植物の来た道』『日本の植物と自然』八坂書房、他。
1984年他界。

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ISBN978-4-89694-421-1 

掲載図版1

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