森の動態を考える

分類 自然 
タイトル 森の動態を考える 
サブタイトル  
著者 西口親雄著 
ページ数 256頁 
判型 四六・並製 
定価 2,090円(本体1,900円) 
内容 日本特産の樹や花、虫や鳥、魚や動物たちは、どうして日本にたどり着いたのか?どんなわけあって今の姿になったのか?ときには歴史に理由を探り、ときには世界中の仲間とくらべ、場所・餌などの習性や性格、発祥からの足取りなど、時空を超えて思いを馳せつつ、日本の生物たちに秘められた「なぞ」を解き明かす。 
目次 花ザクラ天国・日本 ─まえがきに代えて─
1章 三春の滝桜 ─エドヒガンと日本人─
2章 松島湾のヤマザクラ ─山の間照らす─
3章 鳥海山麓・中島台のふしぎ ─あがりこブナと鳥海まりも─
(1)あがりこブナ物語
(2)鳥海まりも物語
4章 北山台杉と台場クヌギ ─京の文化と大坂の技術─
(1)北山台杉物語 ─床柱生産技術─
(2)台場クヌギ物語 ─高級炭材生産技術─
5章 コリンゴ天国 ─奥日光・戦場ケ原─
6章 戦場ケ原を自然教育遊園に
7章 樹と虫のメルヘン ─栗駒山麓と八幡平─
(1)ブナの森にて
(2)亜寒帯針葉樹林にて ─八幡平─
8章 日本特産種を考える ─コマドリとアオゲラ─
(1)コマドリ物語 ─日本列島へ逃避行─
(2)アオゲラ物語 ─提案・日本自然遺産種─
9章 ケショウヤナギとオオイチモンジ ─上高地物語─
(1)ケショウヤナギ ─朝鮮半島をふるさとにもつ樹─
(2)オオイチモンジ ─魅惑の高山蝶─
10章 世界を駆けめぐる樹と虫 ─ヤマネコヤナギとヤナギノミゾウ─
11章 大雪山・蝶物語
(1)エゾシロチョウ ─ツンドラ低木原野の生きもの─
(2)ウスバキチョウ ─大雪山のパルナシウス─
12章 ヤドリギをめぐって
(1)カザリシロチョウ物語 ─雲南からニューギニアへ─
(2)ヤドリギ物語
(3)レンジャク(連雀)物語 
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備考 【著者略歴】
西口親雄(にしぐち・ちかお)
1927年、大阪生まれ
1954年、東京大学農学部林学科卒業。東京大学農学部附属演習林助手
1963年、東京大学農学部林学科森林動物学教室所属
1977年、東北大学農学部附属演習林助教授
1991年、定年退職
現在、NHK文化センター仙台教室・泉教室講師
    講座名:「アマチュア森林学」「趣味の草木学」
おもな著書:
『森林への招待』(1982年)、『森林保護から生態系保護へ』(新思索社、89年)、『アマチュア森林学のすすめ』(93/03年)、『木と森の山旅』(94年)、『森林インストラクター入門 森の動物・昆虫学のすすめ』(95/01年)、『ブナの森を楽しむ』(岩波新書、96年)、『森のシナリオ』(96/99年)、『森からの絵手紙』(98年)、『森の命の物語』(新思索社、99年)、『森と樹と蝶と』(2001年)、『森のなんでも研究』(02年)、『森の動態を考える』(04年)、『小さな蝶たち』(06年)
訳書:『セコイアの森』(1997年)


ISBN978-4-89694-839-4 

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